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トシさんのお気に入りあらすじ(9/9)

ソドムの市(1975/仏=伊)★4 忠告:興味本位で手に取った貴方。遺言状を読む、心の準備はできていますか? ―鬼才パゾリーニが、マルキ・ド・サドの禁断の書『ソドムの百二十日』を、第二次世界大戦末期の北イタリアを舞台にして描き切った遺作。ファシスト・権力者である公爵・司教・大統領・判事の4人が、村から「完璧」(ちょっとスキッ歯だけでも失格!)な少年少女を16人に厳選する「地獄の入口」からスタート。その選ばれし者達と、3人の語り婆と1人のピアニスト、男前の親衛兵若干名を引き連れ、郊外の屋敷にしけこみ…なっ、なんなんだ、この『ヘアスプレー』ばりのゴキブリドレスを着たオバハンは?ピアノの調べにのって語りだしたぞ!結婚?検便?ウゲッ…とうとう始まってしまった…以下、変態地獄、糞尿地獄、血の地獄と四部構成からなる、ダンテも慄く阿鼻叫喚地獄絵図。 [more] (muffler&silencer[消音装置])[投票(13)]
タイタニック(1997/米)★5 トレジャー・ハンターのラベット(ビル・パクストン)以下ケルディッシュ号のクルー達は、カナダ沖大西洋の海底約3800mに眠るタイタニック号を潜水艇で探索をしていた。彼らが求めていたのは、56カラットのブルーダイヤ”碧洋のハート”だった。しかし、ダイヤが眠っていると思われた金庫を引き揚げるも、中から出てきたのは裸女のスケッチだけ。報道にその絵が自分だと名乗りを挙げた老女ローズ(グロリア・スチュワート)は、クルー達に85年前の悲劇の一部始終を語りはじめる。・・・以下、《けにろん》氏のあらすじに続く。 moreはこの映画を100倍楽しむ方法(多分、シネスケ最長文)。 [more] (アルシュ)[投票(28)]
ゴジラvsビオランテ(1989/日)★4 ゴジラが三原山に没してから5年後、復活の兆しと思える現象が続いた。時を同じくして、核を無力化する「抗核バクテリア」の開発を勧める日本政府は、秘密裏に採取したゴジラ細胞を遺伝子工学の権威・白神(高橋幸治)に託す。一度は断る彼だったが愛娘・英理加(沢口靖子)の遺伝子が入ったバラを、細胞の生命力を利用して再生させようとこれを受諾した。まもなくゴジラが復活するが、芦ノ湖には巨大植物怪獣ビオランテ――バラとゴジラの遺伝子から産まれた生物――が誕生していた!平成ゴジラVSシリーズのきっかけとなった作品。 [more] (荒馬大介)[投票(2)]
空の大怪獣 ラドン(1956/日)★5 阿蘇の炭坑で頻発する惨殺事件は、地上に出現した巨大昆虫メガヌロンの仕業であった。時を同じくして、空では正体不明の飛行物体による航空事故が勃発する。メガヌロンがいた古代、空を制していた翼竜プテラノドンが水爆の影響で怪獣として蘇ったのだ。音速で空を飛ぶ怪獣ラドンは、その衝撃波で地上のあらゆる物を破壊し尽くす。ラドンを撃退できる術はあるのか?(カラー・スタンダード82分) [more] (荒馬大介)[投票(5)]
無法松の一生(1943/日)★5 松五郎は小倉の車ひきの男。粗野で教養もないし、字も読めないが、筋が通らないことが大嫌い。 男気溢れる心意気と竹を割ったような豪快な性格で、街でも評判の通った男。 ある時、松五郎は通りすがりの少年を助けたことから軍人一家と知り合い、近しい間柄になって行く。そんな矢先にその一家の主人が突然の病死。未亡人は松五郎に、自分の子どもの教育を手助けしてくれと頼み込む。松五郎はひ弱な少年を長年に渡りかばい、励まし、愛情をもって接し続ける。 そんな少年もいつしか青年になり、松五郎も年老いてゆく。 ある夏の日、祇園太鼓の音にひかれ、松五郎は太鼓の前にたたずむ。そして観衆の前で披露して見せたのは、今は失われてしまった、数々の太鼓の名調子!松五郎が次々に技を繰り出せば、雲は湧き、玄海灘の荒波も答えるのだった!! (ボイス母)[投票(3)]
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日)★5 春我部の田圃に囲まれた田園地帯に、突如頭上に東京タワーを戴くテーマパーク「20世紀博」が出現した! でもこのテーマパーク、アトラクションに夢中になっているのは大人ばかり。しんちゃんの父ヒロシは「ウルトラヒロシSUN」に変身して怪獣をやっつけ、主演ドラマを作ってもらって得意満面。母ミサエは「魔女っ子ミサリン」を演じて悦に入っている。 春我部の街はいつしか町中にヴィンテージカーが走り回り、大人達は自分が子供時代に過ごした日々を懐かしみ始める。すると、お茶の間を流れるテレビ番組も昔のモノを再放送し始め、テーマパークの非日常アトラクションが日常へと侵略を開始。 ハーメルンの笛吹男の笛の音に誘われるように「20世紀博」へと引き込まれる大人達。子供達は放置され、「20世紀博」を拒否するしんちゃんたちへ、「子供狩り」の手が伸びてくる・・・ (ボイス母)[投票(6)]
曽根崎心中(1978/日)★5 原作は言わずと知れた近松門左衛門作の古典浄瑠璃。 コンナ思いっきり有名でなおかつ、「タイトルからしてネタバレ」な話をイカにしてマエストロ・増村は料理してくれるのか?「タダの馬鹿で向こう見ずな若者の話」?ノンノン。なんとマエストロは我々の前に、「潔い愛」として提示して見せてくれる。多少のオーバーな感情表現や暴力描写は、「監督の熱い血潮」のタマモノだ!途中で、「コンナ調子でこの映画は大丈夫なのか!?」なんて心配はご無用。二人のツッパリはやがて美しい至高の愛へと昇華され、永遠に光り輝く一対の宝石へと窯変(ようへん)されてゆくのだ!この過程に瞠目せよ!!心の内を一言一句残らず鮮明に発声し、内心を全てさらけ出して吐露する人々を見よ!! (ボイス母)[投票(6)]