| ★5 | さらば荒野(1971/英) | 裕福で冷酷なブラッド・ルーガーは、妻メリッサを抑圧していた。ある日、無法者一味が現れ、ボスのフランクは美しい女教師メリッサを連れ去った。これを知った夫ブラッドは最新式の銃を携え、面子のためにフランクへの復讐を誓い“狩り”を実行する。逃走するメリッサとフランクは次第に惹かれていき....。三角関係を軸にした異色ウエスタン。キャンディス・バーゲンが好演する。 | [投票] |
| ★5 | 発情アニマル(1978/米) | ＮＹ暮らしの女流作家が執筆活動をかねて田舎の避暑地に訪れる。そこを４人の若者が襲う。輪姦された挙句に小説も破かれる。生き延びた彼女は教会で復讐を誓う...。主人公役は、かの喜劇役者バスター・キートンの姪。静かな描写がリアル感を出し、陰惨なシーンが多い問題作。劇場公開では「発情アニマル」の題となりポルノ物扱いされたが、「悪魔のえじき」が邦題のれっきとしたホラームービーだ。 | [投票] |
| ★4 | 名犬ラッシー 家路(1943/米) | ヨークシャーに住む少年ジョーには家族の一員である美しい毛並みをしたコリー犬がいた。しかし生活苦のため、ラッシーをラドリング公爵に売らなければならなかった。度々脱走を試みては戻ってくるラッシーであったが、遂にスコットランドまで引き離されてしまう日が来た。果たしてラッシーとジョーは再会できるのであろうか？ ラッシーの奮闘のみならず家族の心の葛藤も丁寧に描いている。公爵の孫娘シーラ役にはエリザベス・テイラーも好演。素敵なラッシーと共に、子供の頃の名女優が観られることでも注目されているクラシック傑作品。 | [投票] |
| ★4 | 悪い種子(1956/米) | ８歳のローダは可愛くて賢い娘だが我儘な癖をもっていた。ある日学校の遠足の最中、ローダの同級生が溺死するショッキングな事件が発生した。母クリスティーンはローダを心配するが、彼女は何事もなかったかのように遊んでいる。そんなローダに対し、以前に身近で起こった悲劇とも重ね合わせて母クリスティーンは疑惑を深めていく。そして自分自身の出生にも気にかけていく。平気で殺めてしまう子をもつ母親の葛藤、そして無邪気な子供の恐怖を描いた古典的サスペンスホラー。ウィリアム・マーチの原作を基にした舞台劇の映画化。85年には「死の天使レイチェル」としてＴＶムービーでリメイク。 | [投票] |
| ★4 | 情無用のジャンゴ(1966/伊＝スペイン) | 軍資金を奪ったジャンゴだったが強盗団によって殺されかける。メキシコ人に助けられた彼は復讐するためホークス一味を追う。しかし、辿り着いたその町は金や欲望で支配され、薄汚い人々が巣食う場所だった...。 インモラルな残酷描写が検閲でカットされたという、いわくつきの西部劇。（116分/66年） | [投票] |
| ★4 | 群盗荒野を裂く(1967/伊) | ときはメキシコ革命。あるとき列車が エル・チュンチョ率いる群盗に狙われる。列車にはビルというアメリカ人の若者が乗っていた。ビルは賞金首で、群盗の味方につこうと考え機関手を撃ちチュンチョらの仲間になる。群盗は政府軍の基地を次々と襲い、革命軍の将軍へ武器を届ける生業をしていた。対照的な性格のチュンチョとビル、各地で転戦しながら仲間の死や裏切りも遭い友情も深めていく彼ら。チュンチョの考える生き様、そしてビルの本当の目的とは一体....？ 殺戮や銃撃シーンよりストイックな人物描写に力を注いでいる。マカロニウェスタンの概念と違う印象を与えてくれるのが見所だ。 | [投票] |
| ★4 | ディメンシャ１３(1963/米) | アイルランドの古城を舞台に繰り広げられる白黒ホラー。夫が急死したため遺産相続を目論む妻。そんな折、７年前に溺死した末娘キャリーの追悼式を開くため、義母は息子達を呼び寄せる。彼女と、リチャード、ビリーらは古城に集まるが、そこで次々と殺人事件が発生する.....。ロジャーコーマン門下時代による商品としてのデビュー作。コッポラ史を学びたい貴方にも是非！ | [投票] |
| ★4 | 悪魔の沼(1977/米) | しなびたモーテルの主人は誤って娼婦の命を断つ。彼は訪れた宿泊客を残虐な方法で殺害し、証拠隠滅のため鰐に食わせていく・・・・。監督はあのトビー・フーパー。今作は予算とキャストをスケールアップさせている。氏のズレた感覚はところどころ見られるが。 | [投票] |
| ★3 | 幸せの向う側(1991/米) | レストランで知り合った夫は理想的な男性。可愛い娘にも恵まれ幸福な日々を過ごしていたが、ある事件をきっかけに夫への疑惑が渦巻いていく。しかし、彼は突如事故死してしまう。その後調べていくうちに隠された事実が徐々に明かされていく....。ゴールディ・ホーン主演のサスペンス作品。 | [投票] |
| ★3 | 血みどろの入り江(1971/伊) | 美しい自然の入り江。その屋敷に住む老婦人は殺され、夫もまたすぐに殺される。また若者らの死体も次々と浮かび上がってくる。遺産相続人らは入り江に集まり、リゾート開発の権利をめぐって殺人劇が行われる。どいつも怪しげな人達で、そこは彼らの欲望が渦巻く.......。巨匠マリオ・バーヴァ監督が撮ったジャーロ。スラッシャーの先駆けともいえるショッキング描写の連続で、その技法は『１３日の金曜日』にも色濃く影響されている。クロディーヌ・オージェ主演（86分） | [投票] |
| ★3 | Ｈ・Ｐ・ラヴクラフトのダンウィッチの怪(1970/米) | ウィルバーという男は図書館にがやって来て、彼はある書物を見せて欲しいとせがむ。アーミティッジ教授は拒むが、ナンシーは彼に惹かれウィルバーの家へ滞在する。ウィルバー一族にはなにか秘密の信仰をしている節があり周囲から嫌われていた。心配した教授とナンシーの友人は、ウィルバーを取り上げた医者にあたり、かの一族にまつわる謎や出生について知る。そして・・・。（88分） ラヴクラフトの同名小説を基に、ダニエル・ハラーの美術とロジャー・コーマンのセンスを活かした映画化。 | [投票] |
| ★3 | アイアン・ウォリアーズ 魔界剣士(1987/米＝伊) | 強靭な肉体をもつハルガーは、子供の頃に連れ去られた兄弟の幻影に悩まされる。一方、悪の神フィードラは、ジャンナ姫の王国へ魔手を伸ばす。戦士と王女は善の魔術師ディーバの助けを求めながら、国を救う旅に出る。フィードラの姦計を破ることができるか。そして、生き別れた双子の兄弟の運命は如何に!? 色彩豊かな舞台で行われるヒロイックファンタジー。 | [投票] |
| ★3 | 魔人ドラキュラ(1931/米) | 古城トランシルヴァニアからロンドンに移ったドラキュラ伯爵は吸血鬼だった。伯爵は夜毎、コウモリや霧に姿を変え生き血を求める。そして、精神病院長の娘ミナも毒牙にかける。ドラキュラの正体を探るヴァン・ヘルシング教授とミナの婚約者は退治に挑むが....。 叙情あるドラキュラ映画の原点。怪奇スターベラ・ルゴシの代表作にしてフランケンシュタインと並ぶゴシックホラー。なお、故・淀川長治氏も名画撰集として推薦している（ＤＶＤにて）。 | [投票] |
| ★3 | グラマー・エンジェル危機一発(1987/米) | ハワイの裏を支配する麻薬組織の大物らは、ダイヤの密輸をしていた。麻薬捜査官のドナたちはシンジケートを叩くために、スパイ活動や銃撃戦に挑む...。監督は『ピカソ・トリガー』のアンディ・シダリス。見所は分かりやすいアクションとプレイメイト女優か!? | [投票] |
| ★3 | 恐怖の訪問者(1985/米) | 野犬が巣くう人里離れた片田舎で、高圧的な夫をもつ妻と子供達がいた。ある日、妻は納屋で夫の無惨な死体を発見する。おびえる彼女の前に、夫の従兄弟と名乗る男が現れる。複雑な家族事情を抱えてる彼女らは・・・。 | [投票] |
| ★2 | エイプリル・フール(1986/米) | ４月１日の春休み。金持ちのマフィの招待により孤島の別荘に集った若い男女達。友人の誓いをたて、盛り上がるパーティに浮かれる。しかし、一人また一人と命を狙われていく……。サスペンス・タッチのある殺人鬼スラッシャー。果たして結末は？ | [投票] |
| ★0 | 名刀美女丸(1945/日) | ときは幕末。若い刀鍛治の清音は恩師の娘に恋をしていた。ところがある日戦いの最中、自ら作った刀が折れてしまい恩師は死に至る。自信を失いかけた清音。しかし娘に励まされ、仇討ちのため再び名刀作りに打ち込む...。ジャンルは芸道もの。名優たちが総出演している点と軍国主義という状況から生み出された点が意義深い。上映時間は６７分と短め。
| [投票] |