[POV: a Point of View]
アポカリプスな映画(キューブリック)
「黙示録」に表出される「狂気」に注目すれば、やはりこの人を避けることはできない。同じPOV(その1)と同様、世紀末を見事に飾る狂気は新世紀への「黙示録」と考えざるを得ない。我々はなだらかに「狂気」の世界へと突き進んでいる。「狂気」が万民のものとなれば、それは常識となる。ドストエフスキーの『罪と罰』でラスコーリニコフが言った現実は、今まさに目の前に・・・
A | ロリータ(1962/英) | これモノクロだから良いのですね。じわじわ男の心に恐怖が押し寄せてきますね。 | 投票(1) | |
A | 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964/英) | 結果としてドタバタになってはいるが、キューブリックそのもの。戦争しよう、戦争しよう、という勢いは今も昔も変わらない。そして芸術的な映像も・・・ [review] | 投票 | |
A | 2001年宇宙の旅(1968/米=英) | 骨1本でねえ。→現実がこの映画を見て、出し惜しみをしているのです。人工知能も宇宙船もできているのですが、この映画の存在が大きすぎて2001年を過ぎても出さないのです。 [review] | 投票(2) | |
A | 時計じかけのオレンジ(1971/英) | モチベーションが高くないと、こういう映画はまともに作れません。キューブリックの未来予知感覚には驚かされます。 | 投票(2) | |
A | バリー・リンドン(1975/米) | 当時ロードショーでこの映画を見ることができて、幸せです。のちにビデオで見ても、当時の感動は半減しました。 [review] | 投票(1) | |
A | シャイニング(1980/英) | オープニングの地を這うようなイメージが一貫している。地を這うような恐怖。強烈なインパクトが継続している。 [review] | 投票(4) | |
A | フルメタル・ジャケット(1987/米=英) | 前半と後半は全く違う映画のようだった。だがそこにはいずれも独立した恐怖が存在した。 [review] | 投票(10) | |
A | アイズ ワイド シャット(1999/米) | 企画段階でこの映画の評価は決まったようなものだ。キューブリック作品に共通する普遍性を予感させる奥行きのある映画。傑作。 [review] | 投票(3) |
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