★4 | 映像にすると嘘になる文章、文章にすると嘘になる映像という境界は確かにある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 前借金を返すために若い女が無給で働く図式は今でも社会に現存する。こうした社会で強くなっていく姿を、乙羽信子が堅実に演じる。その姿が仕事場と家との往還、すっぴんと化粧の往還の運動としてそれこそ「縮図」のように活写されている。ふと忠臣蔵のお軽を思い出した。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | フレームぎりぎりまで被写体に寄り添い、細かく割られ積み重ねられる人物カットが、乙羽信子の愛嬌ともあいまって、ひょうきんとも言えるリズムを生む。溝口や成瀬へのアンチテーゼにも見えるが、その分、女を描くのか「この世界」を描くのかの焦点がぼける。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 女としての幸せを手に入れる事が出来ない芸者の切なさは伝わってきたけれども、人身売買の非道さは残念ながら伝わってきませんでした。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★3 | 戦前の芸者の世界が斯くも過酷な世界であったとは・・・ [review] (RED DANCER) | [投票] |
★4 | 風俗をよく勉強していると感心した。脚本としては『どぶ』と『裸の十九才』を足して2で割ったような映画。 (氷野晴郎) | [投票(1)] |
★2 | 貧乏って辛いね、人身売買はいけないね、ってただそれだけの話。 [review] (Aさの) | [投票] |
★2 | 人身売買の非人道性を描きたいなら、甘すぎる。これでは逆境にめげず芸者道に頑張る女の半生にしか見えてこない。苦界の苦しさを語る術はもっとほかにあったろう。…この話を見るかぎり、一番悪いのはいい格好をしながら結局最後には娘に頼る父親だ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 純情だった娘が段々ふてぶてしくなって行くのが面白いが、少々長い。乙羽信子、北林谷栄が好演。出番は少ないが、口喧しいヤリ手女将を演じる山田五十鈴が痛快&汚い(笑)ラストがシビアで良いが、冒頭の乙羽の脇毛と歯並びにはビックリ。['04.9.7DVD] (直人) | [投票(1)] |