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リヤンさんのコメント: 更新順

★2あさき夢みし(1974/日)奇妙な間合いから生まれる変な緊張感。踊り念仏衆が地平線を歩いて往くシーンは、一瞬「第七の封印」を連想させた。シャドー強調の映像がひたすら展開するが、一枚一枚の絵作り自体は悪くはない。実相寺監督作品はいつも怪しさ満点。 [投票]
★1悪名(1961/日)見どころのない作品。勝さんが主演だからって評価を甘くするわけにはいかない。 [投票]
★1アンドロメディア(1998/日)アイドル主演だけど「セーラー服と機関銃」みたいな佳作もある。それを期待し、アイドル映画も嫌がらず観てみるが、やはりこれもハズレ。同時期の「That'sカンニング」や「ときメモ」の方がフツーに撮られた分、まだ見応えがある。次元が低い話だが。[投票]
★2ある映画監督の生涯―溝口健二の記録(1975/日)やはりドキュメンタリーはフィルム撮影に限る。この作品もフィルム特有の艶かしさとインタビューシーンの妙な迫力とが合わさり、相乗効果を生んでいる。しかし個人的には溝口作品に興味はあっても、溝口監督の人柄には興味がない。[投票]
★1あぶない刑事〈デカ〉リターンズ(1996/日)こんなシリーズが何で存在できたのだろうか。結局は映画ファンが許したから存在できたのだ。爆破を企む集団を刑事が追うといったストーリー性に文句が言いたいのではない。この作品が映画であるための理由を見出せない。[投票]
★3愛のコリーダ(1976/日=仏)この作品の場合、伝説的でさえある話題性(の記憶)が先行してしまい、素直な採点が難しい。しかしながら、あのネットリとした空気感、その表現力は秀逸。同系といえる神代辰巳監督「四畳半襖の裏張り」よりは一段下がるとみて3点。[投票]
★2赤い橋の下のぬるい水(2001/日)水が床に溜まったり、凄い勢いで噴出したりと、水の在り方が非常に興味深い。この水の行方が、この作品を彩る一種の華。特に水が橋下の川へ(海へ)流れ出るカメラアイは、さすが今村監督。[投票]
★3安城家の舞踏会(1947/日)冒頭の会話シーンの絶妙なカメラワークは確かに秀でている。そのほかも優れたシーンが垣間見られる。これだけモダンな雰囲気を漂わせているのに、ちんけなドラマに成り下がらなかったのも名作と呼ばれるゆえん。イケてる作品だとは思う。[投票]
★3雨あがる(1999/日)“しなやかさ”が身上の作品。しなやかだから良い作品ということにはならないが、“しなやかさ”だけなら間違いなく黒澤明監督作品の上をゆく。この“しなやかさ”が観る者に清々しい印象を与える。特に日本人に与える。[投票(1)]
★1愛する(1997/日)人気映画または大作映画を皮肉って“駄作”呼ばわりすることがあるが、この一般映画は文句なしの“駄作”。作品の良し悪しはストーリーなんかで決まらない、映画でしか成し得ない表現(瞬間)を内包しているか否かだ、と再認識させてくれたから、その意味では感謝。[投票]
★3あ、春(1998/日)相米監督の作品群を自分なりに一言で表現すると“強靭”。得意の長回しがそう思わせるのかも知れないが、この作品もそんな強さを実感できる一本。ただ構成力、ひいては完成度は「お引越し」の方が上かな?、で3点。[投票]
★2あふれる熱い涙(1991/日)映画の中に社会的な問題意識が有るか無いか自体は、その映画の良し悪しとは全く関係がない。北国は寒く、マニラは暑い。それでもって涙も熱い。その域を超えない作品。[投票(1)]
★3アフリカの光(1975/日)途中で挿し込まれるブルー調の海、イエロー調の大地の遠景が印象的。ぼんやり観ながらも映画の良さが実感できる瞬間。こんな一瞬に身を置きたいがために、映画を求め続けているのかも知れない。[投票(1)]
★3阿修羅のごとく(2003/日)役者の交わり具合や浮かび上がらせ方が非常に上手。センスも良い。かといってゴリ押し、ニオイまくりの演出ではない。森田監督って本当に器用な監督だと認識できる一作。「ハル」ほど器用さが全開ではないけれど。[投票]
★1あげまん(1990/日)未だに理由がはっきり分からないのだが、他の伊丹監督作品と同様、この「あげまん」も内容(展開)がしつこい。しかも嫌なしつこさ。ロシア映画あたりだと、しつこさが逆に映画の深みを増したりするのだが、これは単にしつこい気がしてならない。[投票]
★4愛の亡霊(1978/日=仏)鳥肌ものの映像絵巻。全体的な完成度が高いのは「儀式」、映像だけでも楽しめちゃうのが「愛の亡霊」。[投票]
★3あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)基本的に音楽がしつこい北野監督作品。この作品も例外でないが、それを完全に補う映像の静かなる力がみなぎっている。大海原、静寂、そして男と女の距離感が、この作品を秀作へと押し上げている。[投票(1)]
★3アトランタ・ブギ ATLANTA BOOGIE(1996/日)山本政志監督の場合、勢い自体がそのまま映画と化している。作品の内容はさておき、勢いで3点。ただ同作品を3点にしちゃうと「ロビンソンの庭」と「闇のカーニバル」を4点にしなければならない。うーん、一般的な採点基準に当てはまらない作品群だ。[投票(1)]
★1あずみ(2003/日)もうこういう映画は要らない。上戸さん関係者またはファンだけが観れば十分。[投票(2)]
★4秋津温泉(1962/日)上手い。なんて上手い映画なんだろう。秋津の自然とのコントラストも美しい。抽象的な言い方だけど、映画的な空間が詰まった作品。[投票(1)]