★4 | 幸福の黄色いハンカチ(1977/日) | 随分とブロークンな語り口で山田洋次映画にしては珍しいなと。健さんと千恵子の再会が一応全体を引っ張るが、それだってモノの弾みであって、動機も必然もない3人の道行きは文脈構成や計算がない。あてどない、その感じがベタな感動に一点のリアリティをもたらしてると思う。 | [投票(1)] |
★3 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日) | さーて、序で本編は終了したし、こっからは自由に遊んでOKなオフィシャル2次創作の時間だ!
って、その遊びにパワーがない。
楽しいと思って創ってないんでは?と邪推したくなる悲しさ。
当時30代も50代。
限界だったんじゃないのかな?
そんないつ迄もやれないよね。 | [投票] |
★3 | 若おかみは小学生!(2018/日) | 技術的に凄いよねとは思う
なんと云うか、死んでも娘に覚えておいて貰いたい。覚えているのが美しい。そうでなくてはイカンのだ。みたいな大人のエゴを感じる処もあった。
テレビ版の方が爽やか | [投票(2)] |
★5 | アメリカン・ハッスル(2013/米) | コメディって落ちが透けて見えているモノの方が高度だなと
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★4 | ホワイトナイツ/白夜(1985/米) | 男も女も、その肉体のエロスを堪能する映画。それは造形もさることながら、動き、姿勢、質感などを含む訳だが、ストーリーも演出も、むしろ先鋭的なところは排除して、ある一定のエンターテイメントの枠に収まっている。ハードなラブシーンもない。しかし、だからこそ、枠をはみ出す妙な生々しさがある。
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★3 | 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(1972/日) | 「そっちかよ!」と思わず声が出た(笑)
しかし、着物を脱いで近寄る真山さんをあおりの引きで捉えるカット。
シルエットの下乳に光るハイライトふたつはお見事(笑) | [投票] |
★5 | 戦場のメリークリスマス(1983/英=日) | 国家とか社会とか歴史とか。神や宗教も。それが如何にホモソーシャル的か。それが如何に自滅的か。如何に甘美か。そして、それらは全て、それらの行き着く先である第二次世界大戦によって終わりを迎えたと。その鎮魂の映画ですね。
しかし、映画音楽における坂本の登場は、殊、日本映画にとっては革命だったのだなと再認。
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★2 | WASABI(2001/仏=日) | ベッソンがさ。ヒロスエの事好きすぎんだよね。居心地が悪いw | [投票] |
★5 | ジャッカルの日(1973/米) | ものすごく淡々と事が運ぶ。 [review] | [投票(2)] |
★3 | アリータ:バトル・エンジェル(2018/米) | 画とお話(特に語り口)のリアリティラインが不等号なんじゃないかと。
故に入ってこなかった。
簡単に言うと画は大人、話は子供って感じ。
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★4 | シン・ゴジラ(2016/日) | 庵野秀明がゴジラを作るぞ。という未曽有の事件に右往左往するオタク中年たちのドキュメント。主人公もゴジラも共に、この狂騒を淡々と眺める庵野さんって感じで、逃げ惑うエキストラが一番主役な気がしました。 | [投票] |
★3 | 点と線(1958/日) | 最初から線なんだよね。
今ここが九州なのか、北海道なのか。鎌倉なのか阿佐ヶ谷なのか、どこも同じに見えちゃう | [投票(1)] |
★5 | グローリー(1989/米) | 人間が人間である為に、俺が俺である為に、殺し合いに参加しなくてはならない。命を賭けて。そう思うと、殺しあう事もまた人間の一部なんだよね。なんて悲しい。なのにこんなに美しい。なんて映画だよ・・・。 | [投票(1)] |
★4 | 運び屋(2018/米) | 善悪の境界に立つクリントの冒険も、いよいよ最終章に入ったんだなと実感する2時間。最早、正義の為に悪を行う事に葛藤も覚悟もいらない。
ただ、彼我に誘われるままに。Let It Be
俺は見ていて堪らなかった。
クリントは自己責任の呪縛から解放されて幸せそうだった。 | [投票(4)] |
★4 | 関ヶ原(2017/日) | 「豊臣腐食列島・呪縛」或いは「突入せよ!桃配山荘」
しかし、武将たちが皆サラリーマンか官僚みたいに見えるのはとてもしっくり来た。
日本人が、荒唐無稽なフィクションである怪獣映画の主役に役人を据える事が出来るのは、武家社会がそう云うモノだからだと実感。
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★4 | 翔んで埼玉(2018/日) | 埼玉県人(しかも神奈川県生まれ)としては楽しかった。しかしながら、惜しいというか、悔しいというか…こういう映画、現代日本では必ず舞台的な“見立て”の世界で画作りされてしまうと云う印象があって、もっとリアリズムでこの映画を作れたら、日本映画はまた世界で立ち位置を得られるんじゃないかと思う。 | [投票(1)] |
★5 | マトリックス(1999/米) | これはね。現実の闘争の影なんです。その事に気が付いた人にだけ信じる事が出来る映画。戦いの記録なんです。僕は信じています。 | [投票(1)] |
★5 | ミッドナイト・ラン(1988/米) | See you Next Life.
初めて友人とこの映画を見た時から、その言葉は今も交わされ続けている。
あれから30年経つ。
映画って本当にいいものですね。って感じだ。
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★4 | ザ・セル(2000/米) | 倒錯性愛者には堪らないイメージの連続。しかし、その難解さに比例しないわかりやすいストーリー展開が物足りなく感じてしまう。用意されたサスペンドやミスリードがすく解消されてしまうのが勿体ない。もうひとひねりあれば、わかりやすい語り口で解決できない命題にたどり着けたのでは?そうなれば羅列されたイメージがより意味を「持った/持たない」何かを語れたんじゃないかと | [投票] |
★4 | さよならの朝に約束の花をかざろう(2018/日) | すれ違いの積み上げで上手くこちらの心を動かされ、さあ最後の感動ポイントで泣いちゃうぞ!と思うと、登場人物が私を追い越して先に大感動大会になり、私は醒める・・・
岡田作品の特徴と思う | [投票] |