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味噌漬の味さんのコメント: 更新順

★1世界の果ての通学路(2012/仏)あらかじめ用意されたシナリオにぴったりはまるように撮られた姑息な映画。特にアフリカの兄弟が口ずさむ歌に思いっきり西洋音階の伴奏をつけて「ちょっといい曲」に仕立て上げ、「ちょっといい雰囲気」を作り出したところで本当にがっかりした。対象を真摯に捉える気が全然ない。[投票(1)]
★3ぼくたちの家族(2013/日)正統派のヒューマンドラマ。役者はみんな巧いし(池松壮亮はやっぱり凄い!)、脚本にも演出にもとにかく安定感がある。確かに高水準の映画ではあるんだけど・・・ [review][投票]
★2ネイチャー(2014/英)ただただ「凄い映像を観たい」という、それだけを期待して観に行ったにも関わらずそれすら満たされなかった。物凄く手は込んでるのに。本当に過剰演出という言葉がぴったり。そしてエンドロール後にくっついているメイキングが完全に蛇足。 [review][投票]
★4ある過去の行方(2013/仏=伊=イラン)安定の面白さ!二転三転する緻密な脚本には磨きがかかっている。ベレニス・ブジョは今までで最高の演技だと思うし、ポリーヌ・ビュルレや子役たちも素晴らしい。ただちょっと、まずサスペンス性の練り込みありきで、そこを中心に組み立てられた映画のようにも思えてしまった。 [review][投票(1)]
★4白ゆき姫殺人事件(2014/日)面白かった!現代版『羅生門』というよりは、今の日本における「吊るし上げ」についての映画だと思った。 [review][投票(3)]
★3のんき大将・脱線の巻(1949/仏)祭りの翌日あたりからちょっと失速するものの、全体のノスタルジックな風合いと古風なギャグが楽しめた。何より音楽が素晴らしい!タチ映画の音楽はすべて素晴らしいけど、これはナンバーワン!音楽の素晴らしさゆえオープニングで涙が出た。[投票]
★3チスル(2012/韓国)長回しのカメラがとらえる普通の村人たちの会話は、彼らが思想などとはほとんど無縁であることを物語っていて悲しい。モノクロに映える煙や闇、光などの芸術的で美しい映像が印象的だが、音楽が大衆娯楽映画のようで違和感があった。[投票]
★2アクト・オブ・キリング(2012/デンマーク=インドネシア=ノルウェー=英)色んな有名人や信頼できる友人が絶賛しているので、非常に勇気がいるけれども勇気を出して言うと、全然刺さってこなかった。 [review][投票(2)]
★4LIFE!(2013/米)たいした映画ではない。それは分かっているけど、なぜか妙に心に残る。やっぱり心のどこかでああいう秘境への旅に憧れているからなんだろうなぁ。まぁでも、それだけの映画。しかしライフ社の社訓には感動。[投票(1)]
★3楽隊のうさぎ(2013/日)中学のとき吹奏楽部だったのですごく懐かしく観た。ほんとにリアル。そして主演の川崎航星くんは将来松本潤みたいになりそうな美少年で期待大。ただ肝心のうさぎの場面に全く乗れなかった。うさぎ、必要なかった気がして仕方がない。[投票]
★4オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜(2013/米)「海で遭難もの」にしては地味。そこが素晴らしい! [review][投票(2)]
★4愛の渦(2014/日)人間の(日本人の?)コミュニケーションの取り方やその胸の内の裏も表もあぶり出されていて、しかもそれが乱交パーティーという特殊な場においてなされるので最高にシュール。しかもかなり笑えて大満足。しかしエロ不足。それだけが残念。 [review][投票(4)]
★4ぼくの伯父さん(1958/仏=伊)文明を皮肉るテーマにはさすがに時代を感じるも、モダンな家もユロ氏の家も、いちいちセンスが良くて感動。細かいところまで芸が細かくて、何より音楽が素晴らしい!足音はピンポン玉で出しているそうで。完璧主義なんだろうなぁ。デジタル復元版の映像は本当に綺麗でした。[投票]
★5パラダイス:神(2012/オーストリア=独=仏)使命か本能か?何がそこまでさせるのか?抑圧した欲望を信仰にすげ換えた女が、恐らく経済的にあまり恵まれない地域で必死に訪問布教するさまは、あまりに狂っていて滑稽。しかし長回しで繰り広げられるそのやり取りは、あたかも本物のやり取りのような臨場感に溢れていて凄い。[投票]
★3スーサイド・ショップ(2012/仏=ベルギー=カナダ)冒頭の、実写ではとても出来ないような身投げの嵐にたまげた。ストーリーは非常にわかりやすくて、あまりにわかりやすすぎて子供向けなのかと一瞬思うものの、そんなはずはないのでよくわからない。致命的なのは、ミュージカル仕立てなのに音楽が全然良くないこと。[投票]
★4インポート、エクスポート(2007/オーストリア=仏=独)ドキュメンタリー出身というだけあってその経験が十分に活かされた演出に感動。フレデリック・ワイズマンを思い出した。しかもコミカル。でも暗い!最高! [review][投票]
★3胸騒ぎの恋人(2010/カナダ)洒落たラストは最高だし、映画全体に元気があって良い。グザヴィエ・ドランて次々に色んなアイデアを思いついてるんだろうなー、という感じがする。ただこの作品においては、ちょっとスローモーションを多用しすぎなのと、シネマ・ヴェリテ風のインタビュー場面を挿入してるところにちょっとあざとさを感じた。ここは好みが分かれるところでしょうか。[投票]
★4あなたを抱きしめる日まで(2013/仏=英)無知な女と経験豊富な男という黄金コンビの息子探し珍道中。敬虔なカトリック信者であるヒロインが下ネタを連発という皮肉が秀逸。邦題とは裏腹に、お涙頂戴な演出がないのが良かった。 [review][投票(1)]
★5偽りなき者(2012/デンマーク)超衝撃作、傑作。『それでもボクはやってない』は裁判劇だけどこちらは村八分劇。ほんと、人が正義を盾に何かを排除するために団結すると碌な事にならない。というか集団とは「排除されるべき存在」を常に探しているものなのか。これはそういう映画で、ラストも秀逸。[投票]
★3ブッダ・マウンテン 〜希望と祈りの旅(2010/中国)女優のみずみずしさが素晴らしい。手持ちカメラによる画面の揺れはちょっと酔いそうになる程だったけど、まぁ良い。ストーリーも、激しくはないけど展開がある感じで良かった。ただ京劇女優のラストでの落とし前の付け方はちょっと雑では?[投票]