★5 | 私の‘アメリカの良心の映画’の1本。すんなり甘い話ではない。劇中で「米は良心、誇りを失った」と言わせている。ラングの米1作目であり、こんな発言はいいのか?とも思ったが、ナチはどうしようもないが米はまだ希望があるという逆の意味なのだろうか。 [review] (KEI) | [投票] |
★4 | フリッツ・ラングお得意の「私刑」と「復讐」の物語。襲撃してくる暴徒の連続アップはクレショフ効果や『戦艦ポチョムキン』からの影響を感じさせる。面白いがラストはやはり甘すぎるか。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 別にノアール趣味も出さず淡々とドライブしていたら淡々とライフル銃が突きつけられ、ずるずると暴動に至ってしまう。戦中の空気とはこのようなものだったのだろう。実にリアル。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | ナチス・ドイツを脱出して米国に渡ったラング監督のハリウッド第1作。ニュース映画が重要な証拠となるのは、ナチの宣伝映画に対する皮肉と思ってしまった。 (丹下左膳) | [投票] |
★3 | 『M』の後日談ともとれる。孤立無援の人物に群集が冷たい仕打ちに及ぶという夢魔的モチーフがよく似る。『暗黒街の弾痕』にも類似構造があり、よほどフリッツ・ラング好みの展開なのだろう。このパターンを更に一ひねりしようとしたのだが空回り気味。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | フリッツ・ラングの渡米第一作は、まだ遠慮している、ということはないのだろうが、ハリウッドの映画作りの様子をうかがっているように見える、少々ぎこちない作品だ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | ラングの「厭うべき一卵性双生児の片割れ」であるナチとの戦いはここから始まる。法廷での鋼の追及ぶりはさすがと思うも結末は甘過ぎ。『死刑執行人もまた死す』の域には達さず。 (淑) | [投票] |