kirinさんのコメント: 点数順
太陽を盗んだ男(1979/日) | 映画前半は正真正銘傑作の匂い。しかし後半は映画的評価は与えられない代物。それでもこの映画がトンデモに足を踏み入れないのは、最低の演出下手が、狂気の信念で撮り上げたから。 | [投票(1)] | |
ジーザスの日々(1997/仏) | 映画が発する微小な電波を、観客は神経を研ぎ澄まして感じ取らなければならない。映画全体が伝える青春の空虚と、死は、小手先ではない表現だからこそ強力に伝わる。傑作。 | [投票] | |
ビフォア・ザ・レイン(1994/英=仏=マケドニア) | たぶん、素晴らしいんだろう。だが、ああいった事で、繰り返される悲しみを表現したことには抵抗があった。しかし、こういうのを構成の妙というんだろう。 | [投票] | |
キッド(1921/米) | クーガンのあの表情!!!! | [投票] | |
菊次郎の夏(1999/日) | ラスト、武の最後のセリフによって、今までのギャグが、感動的なものとして立ちあがってくる。絵日記などの余計な細工は要らない。北野武という人間だから許される、反則的映画。 | [投票] | |
100発100中(1965/日) | 楽しい。こんな映画は理屈を抜きにして見るべきだ。浜美枝はこんなに美しいのか!!!今の日本にボンドガールを見つけようとしても、見つからない・・・。 | [投票] | |
リリイ・シュシュのすべて(2001/日) | 映画の後半の爆発力はすごい。 [review] | [投票(16)] | |
シカゴ(2002/米) | ストーリーを転写しても、映画にはならない。この映画、皆さんちゃんと観れましたか?眺めていた人が多かったのではないですか? [review] | [投票(9)] | |
スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米) | スターウォーズ史上、最高の名シーンであり、最も心躍る場面はタイトルが出た瞬間だ。それを毎回見られるだけで、この映画の存在価値は標準を超えている。 [review] | [投票(3)] | |
はつ恋(1999/日) | 父親の涙に、どうも弱い。話も、表現も何てことないのだが、要所要所で観客のつぼを突いてくる。たぶん日本人は、繊細さが理解できる数少ない民族だろう。 | [投票(2)] | |
ポンヌフの恋人(1991/仏) | カラックスは、すでに自らの模倣に入っている。映画は素晴らしいが、アレックス三部作の括りに固執したあまりに、前作は超えられなかった。花火のシーンは、喜びの感情の表現として、全芸術の中の最高の位置に属する。 | [投票(2)] | |
クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾) | 1・2・3・5・5。これが、僕の前半からラストにかけての評価。この映画は、絶対に長すぎる。手放しで誉めたいが、ぼろくそにけなしてもみたい。 あっちには「時代」を描ける監督がいる。なぜ、僕は日本映画で「時代」を見ることができないんだ。 | [投票(1)] | |
憎しみ(1995/仏) | 苛立ちは十分に伝わってきた。しかし、その後に「悲しみ」を観客に感じさせなければならないのではないのだろうか。 | [投票(1)] | |
コーカサスの虜(1996/露=カザフスタン) | 戦争の不条理。逃れることの出来ない痛み。捕虜と村の人間との交流を描きながら静かに戦争の空虚を描いている。 | [投票(1)] | |
夜と霧(1955/仏) | 過去が、追いかけてくる。 | [投票] | |
内なる傷痕(1970/仏) | フィリップ・ガレルはこの作品をニコとの結婚生活から生み出した。この独特の神話的世界は、それだけで二人の結婚生活を象徴している。そして、その中に登場する様々なシンボリックな出来事や物は、美しくはあるが、理解は出来ない。推測は出来るが、これらのイメージは二人にしか解からない秘密なのか。 | [投票] | |
百一夜(1995/仏=英) | 映画の夢を具現化した映画。ドニ・ラヴァンの疾走が映画を締めくくる。アニエス・ヴァルダ監督は、映画をどう思っているのか伝わらなかった。 | [投票] | |
マタンゴ(1963/日) | キノコなんてどうでもよくて、ヨットの中の人間描写と、若者のエゴイスティックな欲望が暴走するところに見るべきものがある。 | [投票] | |
みんなのいえ(2001/日) | 今の映画界に必要な映画は、こんな映画ではないはずだ。それなりに楽しめるし、面白いのだがもう少しセンスのある人かと思っていた。万人にウケル映画なんてないのに。 | [投票(3)] | |
ラン・ローラ・ラン(1998/独) | 意味のない映画は、作っても仕方がない。人生のパターンをいくつか提示されても、すべてが魅力のない生き方だと思った。ファッション系の映画は、難しい立ち位置にいるんだなあ。 | [投票(2)] |