★3 | 従来のサバイバル映画よりも世捨て人にされてしまった年老いた女性たちの生への執念が伝わってくる。 [review] (わっこ) | [投票(2)] |
★3 | 因習の業の果て、冷炎の地獄(現世)に燃え上がる最後の炎。裁かれる「ヒト」、裁く「神」。血も涙もないカタストロフか、深遠なる神殺しのいずれに振れるかと期待を高める前半の構成は中々。境界を超越して真の闘士となる浅丘ルリ子の凛々しさもよい。秩序=倍賞美津子、破壊=草笛光子の寓意に溢れた対比的配置も効果的だが、だからこそ修羅としてのヒトと審判者の激突が不完全燃焼。神の見せ方が大人しすぎる。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★5 | 天願監督の父、今村監督の『楢山節考』続編ではない。底知れぬ生命欲に満ちた汚濁に塗れる老婆たちの闘争の軌跡である。全力を振り絞りバトルに身を投じる女優たちの熱演は、真正の美しさに満ち満ちている。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★3 | 姥捨行為に対する婆さんたちの熱い復讐映画と思いきや、映画は思わぬ方向へ(笑)。あんまりすっきりしないラストだけど婆さんたちのあくなき生への執着心に圧倒された。 (パピヨン) | [投票(1)] |
★1 | スポンサーが降りて何度も脚本を書き直して、書き直して、なんとか公開に漕ぎ着けた、勝手な想像だけどそうとしか思えないびっくり映画。本当、劇場まで行かなくてよかった・・・ホッ。 (脚がグンバツの男) | [投票] |
★2 | なんですか、これは。 (るぱぱ) | [投票] |
★2 | 見事に面白くない。あの深遠な“楢山節考”を題材にして、この程度か。「生きるとはどういうことか」なんてセリフが、安易に使われて空々しい。そんなセリフを一生懸命言っている女優たちが可哀想。安手の劇―そんな感じが横溢している。 (KEI) | [投票] |
★4 | 捨てられてではなく戦って死ぬ。死に時と場所を選ぼうとする婆たち。だが戦う相手は人間ではなく自然なのだ。人間の制度ではなく自然の摂理の中で、齢七十をすぎて初めて本当に出会う「生」。その「生」の困難と生きる意志のない交ぜになったラストもよい。 [review] (ツベルクリン) | [投票] |