★2 | 風雲 ストームライダーズ(1998/香港) | コノ手の映画にありがちすぎる毎度お馴染みの鬱陶しくなってくる展開と、プレステ2等に慣れた我々にメガドライブの映像を見せているかのようなCGが、体中に張り巡らされている怒りの活断層に力が加わえてしまい、ワナワナと両拳に縦揺れの激震が走った。 [review] | [投票(2)] |
★5 | オーシャンズ11(2001/米) | 『スティング』の現代語訳で進むのだが、ソダーバーグ監督の現代語訳は実に親切丁寧で、見ていて安心できる。女性ならば魅惑の男優陣に囲まれて演技するジュディアロバーツに嫉妬を感じるのだろうが、私はこの作品の完璧すぎる所に嫉妬を感じられずにはいられない。 [review] | [投票(2)] |
★2 | ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米) | 元ネタの舞台は見ていないが普通に面白かった。でも、その言葉に重みはない。その言葉には「残念」という言葉も込められている。 [review] | [投票(2)] |
★4 | レインディア・ゲーム(2000/米) | 凄く外角高め、ストライクゾーンからは程遠いブサイクフェイスな主人公の美しい心が、赤い血のイルミネーションに彩られた銀世界に、とてもとても栄えていた。ゆるくインパクトがある彼の顔を忘れる事が出来ない…ことはないが、そこが面白かったのは確か。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 元禄忠臣蔵・後編(1942/日) | 討ち入りシーンが無かった最大の理由は、昭和14年1月に出された「映画製作各社、夜間撮影自粛を申し合わせ」や軍部の小間使いになることへの反発からだろう。むしろ松竹側は軍事体制だから撮らないと決めた溝口健二の判断は、当然と言えば至極当然の映画人、芸術家の本質と言える。国策映画内の討ち入りが無いことを嘆くべきではないのだ。 [review] | [投票(2)] |
★5 | ソドムの市(1975/仏=伊) | この作品を駄目とし隠そうとし闇に葬ろうとした人の作った、ボカシという騒音が騒げば騒ぐほど、高評価つながっていて全く滑稽だ。目に映画にボカシを付けた連中は、超耽美派と言えるこの作品を、もう一度よく鑑賞して見るべき。 [review] | [投票(2)] |
★4 | 裸の島(1960/日) | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 影武者(1980/日) | 俺がお前でお前が俺で困っちゃう。勝新太郎が仲代達矢で仲代達矢が影武者で困っちゃう。黒澤の堪忍袋小さくて困っちゃう。…てことで、信玄はどう見たって1に勝新2に勝新34も勝新5も勝新だろ。仲代起用でスケール&魅力が半減だから、完璧主義者黒澤の唯一の汚点か。
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★5 | あこがれ(1957/仏) | あこがれを抱きつつ成長していく少年たちの表情に、憎しみなど微塵も感じず、むしろ自分の少年時代の思い出の走馬燈を見ているようで懐かしくなった。結果はどうであれ、少年たちの妨害は男女の絆を深く結びつける愛のキューピットの祝福かのよう。
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★3 | 失楽園(1997/日) | 心中物が世の中に受け入れがたいものになった理由は、封建社会からは脱皮しつつある社会だからだろう。今の世の中選択肢は多く、深いものだと知らない人が作った映画。 [review] | [投票(2)] |
★4 | 永遠と一日(1998/仏=伊=ギリシャ) | 大海原の異国の地で漂い続けざるを得ないクセニティス(=よそ者)たちと、その大海原の先を見つける又は見てしまう人々の表情の一致。一日が日々創るのは美しいという言葉。 [review] | [投票(2)] |
★2 | フル・モンティ(1997/英) | 映画にはディレクターズカット版や完全版などがあるが、この作品、ラストの大事な部分のフルチンティを縮めてカットせずノーカット版で見たかった。あれじゃあ納得できないつまらない。最後まで絶倫であってほしかった。 [review] | [投票(2)] |
★2 | ポルターガイスト(1982/米) | オラオラオラちんたら走ってんじゃねーぞー、とテレビの後ろから煽りたくなる展開が果たしてホラーなのだろうか。スピルバーグにとってポルターガイスト現象=ファンタジーという事しか見る者は学べないのではもったいない。
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★3 | 狂った果実(1956/日) | 石原裕次郎に全く魅力を感じない現代っ子としては、ボートを走らせる長門裕之に似た津川雅彦の若さだけが強烈印象に残るだけの作品。さらに特別出演で石原慎太郎が出ているのだけれど「だから何?」レベルを超えていない。 | [投票(2)] |
★3 | JFK(1991/米) | 真相の正解はどうなのかは2039年にならないと分からないという「ここで一旦CMです」的ドキドキ感の持続手法が意外と新鮮だったが、「映画」が面白かったのではなく使った「題材」が面白かっただけ感の方が強い。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 終身犯(1962/米) | 鳥という従順な生物と接して学ぶことで人間の生きる仕組みを理解していく男の強さ。人は心が腐らない限り次々と出てくる苦難に打ち勝ち続けられるのだというのを証明した作品。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 未来少年コナン(1979/日) | 鉄の手錠足枷をブチ切り、足が器用で推定足握力200kg、推定高さ500mから落ちても平気で推定ジャンプ力30m以上、100km遠泳得意で水中での息の驚異的長さと、まさに未来少年。
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★3 | スター・トレック(1979/米) | 米国大統領の典型みたいで見てて面白いカークの艦長としての素質が問われ「どうみたってスポックが艦長に適任だろう」と改めて痛感してしまうチープでB級色豊かな宇宙物語の決定版。そして新人いびりをしているカークが作中イチの悪役な設定となっており新鮮です。 [review] | [投票(2)] |
★5 | フィアレス(1993/米) | 「ユリイカ」の元ネタだと思う。それにしても飛行機の墜落シーンは死と生の境を幻想で神秘に包まれた綺麗な映像に仕上がっていて正直、感動し驚いた。 [review] | [投票(2)] |
★4 | ゲッタウェイ(1972/米) | 作中のマックィーンの髪型は見習いたくないが、夫婦の絆の愛が逃走の原動力になっている姿を見て、思わずウットリ見習いたい一心で題名とは逆に画面から立ち去ることはできなかった。 | [投票(2)] |