[コメント] ダーティハリー(1971/米)
影が主役。
アクション映画ってあんまり観ないんですけど、私が観たことあるアクション映画って、もしかしてちょっとずつこの映画をパクってる?なんて思いました。芸術はおおいなるパクリですから、それは全然OKなんですけど、今みてもあせることない作り手のコダワリが美しい・・・
とくに、光よりも影の方が主役!というところが好きでした。自殺者を説得するときのハリーの顔にあたる街のあかりや、サイレンの光。でもその光は影をつくり出すための脇役にすぎないって感じします。明け方のゴールデンゲートブリッヂ、捜査員、ハリーもみんな黒い影。被害者だけボーっと蒼白い、とか。また、暗闇のなかを走るハリーの持つ黄色のボストンだけが光っていたり・・・黒と黄色の対比。黄色が光るから、暗闇の深さやコワさがすごく伝わってきます。うーん、かっちょい〜〜!!
うまく表現できないから、ちょっともどかしいんですけどね。でも、比べちゃいけないでしょうけど(ダーテイーハリー制作者のかた、ごめんね。)TVドラマの必殺シリーズなんかも影の方が主役でしたね。特に初期の必殺シリーズは最高に美しいです。こういう映像を見ると、ドキドキしちゃいます。 ところで、まったく関係ないですけど、どうしてあんなにズボンの丈が短いんでしょうか。脚が異常に短くみえます。せっかくクリント・イーストウッドってけっこうイイ男ね、って思ったのに。日本語で観ると、どういうわけがイーストウッドがルパンに見えてくるので、今回はサブで観ました。
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