★4 | 竜之介の転機になる重要篇。和歌山竜神村、温泉は現存する。昔は竜之介の湯で全国的に有名も、今は美人の湯です、と当地の知人。隔世の感有り。「江戸の巷にまぎれて暮らすか」とのセリフ。これは今でも変わらない。流暢な展開、物語の面白さを味わわせてくれる。 (KEI) | [投票] |
★3 | 3部作も必要だったのか? [review] (t3b) | [投票] |
★3 | 相変わらず美術は豪華だし大映スタフ陣の画面造型は充実している。しかし非常に目まぐるしく場面が変わる原作ダイジェストもろわかりの映画で役者の扱いも統制不能な状態に陥ってしまったようだ。邪悪な主人公達の中にあって聖性のイコンで全きヒロイン(のはずの)山本富士子が中盤からどうでもよくなってしまう。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 雷蔵さんのニヒルな魅力満開。そうでなければ何の起伏もない作品見てはいられない。中村玉緒は今回は不要。 (ハム) | [投票] |
★4 | 仏道思想に貫かれた宿業の物語としての、『大菩薩峠』の輪郭が姿を現わし始めた。俗世の垢を嫌いつつ無用の血を流し続ける雷蔵。目の前に穴を開けた地獄に怯えつつ、雷蔵との逃避行に身も心も捧げゆく玉緒。彼らは一団となって救済の見えざる手なき迷妄の世界へと転げ落ちてゆく。凄絶な情炎は若き本郷、富士子らの手の届かないところまで燃え広がって止まない。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 中村玉緒の独壇場といってよい一編。1960年代のカラーフィルム画調が既に看取されるが、一世代前のこってり感もいまだ残り、それに透明感も加わるこの時期の画調の美しさは筆舌に尽くしがたい。炎の色は完璧。この炎は勿論中村玉緒の情炎を象徴する。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★3 | 中村玉緒は三作中で一番の熱演をしている反面、山本富士子の見せ場なし。
(TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 第一話に引き続き中村玉緒の熱演が冴える。ここまで見ると衣笠貞之助の脚本の力点が、怪物・竜之介(市川雷蔵)と、その妖しい魅力に翻弄される女たちの物語に置かれていたことに気づく。これも雷蔵の女性ファンへのサービスでしょうか。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 第一部の、剣の魔性に取りつかれたようにバッタバッタと斬りまくる竜之介市川雷蔵から一転、物静かな雰囲気の剣豪という感じで、ちょっと落差が大きい感じ。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★3 | 「凄み」という点で片岡知恵蔵版よりかなり劣る。主役は常にかっこいい。 [review] (トシ) | [投票] |