[コメント] イノセンス(2004/日)
「人形=無垢(イノセンス)」に象徴される押井監督の女性観。恐らく多くの既婚女性を敵に回したであろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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精密機械を取り調べる検死室内で、モニターの真横でそんなスパスパと煙草を吸っても大丈夫なんだろうかと余計な心配をさせた女性検死官は、物凄い事を言ってのけた。
正直なところ小難しくてよく判らなかったのだが、要は
「人間の育児は人形遊びだ」
と断言していた(少なくとも私はそう解釈した)。
この台詞、既婚女性の多くは耳を疑ったのではないだろうか。いくら近未来で電脳化だのサイボーグだのの世の中になっていても、幾ら何でもこの台詞は乱暴だろう。
前作『GHOST IN THE SHELL』での女性の描写も違和感を感じたが、今作でトドメを刺された気分。押井監督の女性観は、多くの既婚女性のそれと多少ズレているのかもしれない。
・・・ズレているのはこの作品の感想書くのにこんなところに引っかかってる私の方かもしれないが。
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