[コメント] ひみつの花園(1997/日)
連続写真=映画
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
連続写真のシーンに「映画」を感じました。
この作品はテンポがよく漫画チックでおもしろいが、ゆういつ「映画」を感じたシーンは連続写真の所です。主人公が銀行の防犯カメラで捕らえた犯人達の逃走の写真を一コマずつ束ねてパラパラと手でめくります。すると静止画だった写真の犯人達が動き出します。何回も同じ動きで、そしてカメラはよりアップになっていき銀行の玄関の横に置いてあるスチール製のゴミ箱にカメラはよると犯人達が手にしている目的のカバンが映ります。このシーンの映像はパラパラとめくるモノクロの写真のコマ送りだけです。
このシーンは確かに「映画」だと思います。ここには映画本来の「動き」と監督の「まなざし」と主人公の執念みたいな「感情」が入っています。
映画は一コマ一コマの連続でなりたっているという基本を再認識させてもらったシーンでした。(しかし監督はあまりそんな事は考えていないかもしれません。この映画を観たらそう思います。)
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