[コメント] 立喰師列伝(2006/日)
虚構を並べた真実の戦後史観。ま、商業映画として成立してないけど。
この映画を楽しめるか楽しめないか、笑えるか笑えないか、その要素は唯一点に集約される。 押井節が好きか嫌いか。
胡蝶の夢を描き続ける押井守は、実写とアニメの境界線はおろか、史実と虚構の区別も、自分と犬との区別もつかなくなっている。わけはない。
意図的に「嘘から出た実(まこと)」を偽装し、己が語らんが為に虚構のステージを創作する。 いやもう、語りたいだけ。カタルシスやストーリーテリングは一切無視。画面(えづら)で何かを語る気一切なし。ド本気のおふざけ。
ま、いいかげん聞き飽きた話だけど。
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