[コメント] リトル・ミス・サンシャイン(2006/米)
全員キャラが立っていて、会話シーンや随所に挟まれるコメディシーンは素直に笑える。オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンは演技が素晴らしく、それでいて子供らしさを失っていないところなど、非常に良かった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
バラバラだった家族が娘の大会出場をきっかけに一つにまとまるところは『綴り字のシーズン』にも似ているが、こちらはコメディ・タッチでほのぼのと描かれている。
旅に出発する前まではみんな夢を持っていたのに、旅の途中でそれが大人の事情で次々と崩れていき、家族の気持ちは一度はバラバラになるが、最後は大会に出場するオリーヴの純粋な夢だけは大人の事情で潰したくないと一致団結するという展開。全員キャラが立っていて、会話シーンや随所に挟まれるコメディ・シーンは素直に笑える。
ガリガリにやせたモデルのような出場者たちと小太りのオリーヴを並べ、本来、オリーヴのような子の体型が普通なのに、それが場違いに見えるという描き方も、スタイルやルックスばかりを重視したミスコンを皮肉っていてよいと思う。
オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンは、家族のトラブルで本当に大会に出場出来るかわからないのにわがままを一切言わず、家族を気遣っている姿、一方でダンスを大会でうまく踊れるか、不安を抱き、緊張しているところなどの演技が素晴らしく、それでいて子供らしさも失っていないところなど、非常に良かった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (12 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。