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[コメント] 牡牛座 レーニンの肖像(2001/露=日)
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★4画面の特質はほとんどのカットがローキーで、尚且つ緑がかった、スモーキーな色調で統一されている。また、絶えず、誰かがドアから覗く、覗いては身を隠すを繰り返す。これは映画的だ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4死人のように寝そべり、ぶつぶつと何事かを呻き、ボケ老人のように怒る。『太陽』や『モレク神』の物真似と違い、このレーニンが面白いのは彼が「革命家」らしき行動を全く行わないからだ。ダイアログ中に挿入される無関係の人々の「視線」を映したショット。数多い「窃視」のカメラアングル。繊細極まる照明が実に美しい。歴史三部作唯一の傑作にして、最良のソクーロフの結晶。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
★4極度にデュフューズされた彩度の低い画面。違和感を伴う音の定位(声が口から発されたように聞こえない)。散見される異様なカット繋ぎ。こうして私たちはレーニンの最期の日々を「夢」のように目撃する。「何をどう撮るか」の意志は強烈ながら、その意図は靄に包まれて見えない。リンチ的ではなくブニュエル的な難解。 (3819695)[投票(2)]
★0寝ても覚めても干からびたジジイが映っているだけの映画。ここまで主人公に早く死んで欲しいと思った映画は初めて。これも途中で寝てしまったから採点保留。[新文芸座.08.10.25] (TOMIMORI)[投票(1)]
★5ソクーロフ歴史帝王シリーズ、本国レーニンの晩年の一日。相変わらず緩やかなカメラワーク。酔いそうなぐらいゆるりと左右に動く。 [review] (セント)[投票(1)]
★3緑 ()[投票]
★2ひとりの老いさらばえゆく男。最早半身は麻痺し、知能すら衰えかかっている。そんな男を執拗にカメラは抉り撮ってゆく。それに何の価値があるというのだ?まして祈るべき神すらも持たない孤独な彼であるというのに。 [review] (水那岐)[投票]