[コメント] この世界の片隅に(2016/日)
おばあちゃんに観てほしかった映画です
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
およそ120分、さんざん笑って、泣いたあと、心の中で感じたのは 「ああ、戦争ってこんな感じだったんだろうなあ」 と、今までの戦争映画やドラマやマンガでは感じられなかったリアルさでした。
もちろん肉親を亡くす悲しみ、怒りや恐怖は当然なんだけれども、 何よりも戦争は感情を麻痺させるというか、感じなくさせるということなのかもしれません。
それが、兄の遺骨に対するすずさんの台詞だったり、警報が飽きたという晴美の素直な言葉だったり。
だからこそ、戦争が終わって、畑でひとり、感情を爆発させるすずさんが響きます。 ここで、感情がないように見えていた本当の答えがすべて見えてくるのです。
まだまだいろいろ書きたいことはあります。
幼馴染の海軍の男の子の厭世観だったり、
なぜすずさんの旦那の周平が優遇されていたかの時代背景だったり、
力を振り絞って母親に会いに来た息子の話だったり、
リンさんの話だったり、
ラストシーンあたりにでてくる女の子のエピソードだったり…
笑っているのになぜか涙がでている。 何回も観たい映画です。
戦争のことなど何ひとつ語らなかったいつも笑顔のうちのおばあちゃん、
戦争ドラマなんかをしらけた感じで観てた、時代劇の大好きなおばあちゃんだったけど
この映画を観たら、きっと涙を流しただろうなあ。
そんな気がします。
(評価:)
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