★4 | 話がでかくなると序盤のタタキの精度を維持できなくなり、半グレの三下の情態を細密に叙述する演出家の資質は、階層を上るにつれて人物の細部を取りこぼし、マクロスケールの敵を見失う。が... [review] (disjunctive) | [投票(3)] |
★3 | 前半は今の日本の表と裏の日本の現状を語って辛辣にも結構おののく。スピード感もある。老人たちが貯蓄高の2/3の占有率など吾輩は知らなんだ。ということは吾輩はその希少価値ある1/3の密やかに水底に棲んでいるわけだが、、。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 企業だろうが老人だろうが同じだが、貯めに溜め込んだ富が血栓のように世の中の血流を妨げて、鼻血も出ない者たちを再生産し続けているのは事実だろう。平成の「俺たちに明日はない」若者たちには幸か不幸か明日が来てしまうのだ。たぶん元号が変わっても・・・。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 愛しい3人組の青春グラフィティ。荒削りの魅力と穴ぼこが紙一重。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★5 | 小が大を喰う凡庸な王道ドラマは調査に裏付けられた状況の細緻描写と明確な価値観の存在で昇華する。内省化し沈殿する自我を放逐し野垂れ死ぬ位ならぶち当たって死ねと謳うのは正論と思う。金子の掛け子へのアジ、多重債務女の競売など躊躇も呵責もない。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 犯罪ドラマの厳しさ、暗さはなく、青春バディムービーの爽やかさすら漂う演出上の味つけには好感がもてる。そもそもは不良少年の更生問題の提起から始まったのが原作コミックと聞くが、明るさはエンタメ作品としては正解だったろう。だが、これでいいのか。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |