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[コメント] ブルータル・ジャスティス(2018/米=カナダ)
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★4Stormfrontや8kunで気炎を吐くような保守反動の金気臭さ*は薬にもならないが、ネオナチご贔屓のブラックメタルよりもむしろ正統派へービーメタル寄りのズッシリとした挙措動作のリズムと赤剥けの暴力の恐ろしいほどの切れ味は、結構なトラウマもの。前2作のこじれたバロック趣味も悪くはないが、絶賛もしない人間にとって**、今回のtrollらしいシニシズムの計算づくのドライさは好感。悪意に満ちた不意打ちの演出も磨きがかかる [review] (袋のうさぎ)[投票(2)]
★3銀行女に10分割いた甲斐はある。あまりに無慈悲。タランティーノは暴力をエンタメにし、この監督は暴力を地獄として描いた。68/100 (たろ)[投票]
★4ナトリウム灯のモノクローム映画に彩色をもたらすのは抽出された臓腑。ロングで人体を破損していく距離感を刷り込まれると、遠景が緊張を強いるようになる。かくして老眼になったメルギブの倒錯した遠近感は実体化する。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4顛末語りの根底にあると思われる社会観が少し煙たい(※)ものの、面白い。グダグダな喋りの緩さ、おかしさと呵責ないアクションの緩急の「間」による翻弄。片頬だけ上げて皮肉に嗤う「たちの悪い冗談」としての人生。タランティーノコーエンの後に来たるべくして来た象徴的なアメリカ映画。覆面二人の異様な迫力とカラッカラに乾いたブラックユーモアがたまらない。撮影も相当いい。 [review] (DSCH)[投票(3)]
★3人体宝探し。じつにアンチョビ。 (黒魔羅)[投票(1)]
★4ちょっと長尺過ぎるとは思うが、強烈に緊張感を維持する傑作犯罪映画だ。例えば、銃撃が全部簡潔だ。間延びした演出は行われない。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4傑作。S・クレイグ・ザラーという名前は今後記憶しておいた方が良い。これは紛れもない「作家」の映画。また、メル・ギブソンに晩年の代表作が出来たことも祝福したい。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]