くだらない。人間描写や日常から非日常への変化の技術云々に酔いしれている暇があったら、少しは物語を描ききる能力を磨いたらどうだ。"感性"だけが先行し、その実、"完成"しきれてない作品が多すぎる。＞コーエン作品

別にこれが好きだという人がいるのは分からなくもない。が、こんな作品が評価されつづけたらカッチリと完遂しきらず中途半端に高尚めいた誤魔化しラストが充満することだろう。

内容も面白みに欠ける、見せ場も皆無に近い。救いはスティーブ・ブシェーミだけ。

登場人物それぞれの人間描写が〜とか、日常と非日常の〜とかちょっとしたズレが狂気を誘う〜というコーエン擁護評価は聞き飽きた。つまらないものは、つまらないのだ。