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[コメント] どん底(1936/仏)
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★4黒澤版は昔(多分1990年のリバイバル公開時)に見、ラストの三井弘次が強烈に記憶に残っているのと、黒澤の中では好きな部類と認識した程度の思い入れ。本作ルノワール版には感激し、見た後、ゴーリキーの原作戯曲も読んだ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4煌めく川面やそよぐ草むらといったルノワールアイテムが木賃宿の閉塞感に風を吹き込む。その妥協を排した黒澤版がやけに傑作に思えてくるがまあこれも有りか。男爵キャラの不均衡な脚色、レストランでの大移動の過剰は歪に映画であることを示顕する。 (けにろん)[投票(1)]
★4人情紙風船』がほぼ同時に作られている。ギャバンはワルで抜け目なく、しかしロマンチックでもある奴で、ジョン・レノンが『ワーキングクラス・ヒーロー』を唄う何十年も前に既にそれをやっている。結末で二人のゆく道は『大いなる幻影』に真っすぐ続く。 [review] ()[投票(1)]
★3原作は物語らしい物語がなく、哲学的なテーマ―‘人間のあるべき姿’の探求―を扱っているが、換骨奪胎。テーマは消えてなくなり、男爵の経緯と主人公とナターシャの詳細な話を新作した。もっとも後者が「人間のあるべき姿」と通じる、と考えられない事もない。 (KEI)[投票]
★3何とも明朗な改作。結果、ルイ・ジューヴェの楽天は印象的だがギャバンの本筋は生温く(娘の眉毛細過ぎ)、安宿は置いてきぼりにされる。中庭などルノワールなら幾らでも魅力的に撮れるだろうに、何故そうしないのだろう。 (寒山拾得)[投票(1)]
★5嘘=泥棒と本当 [review] (ルミちゃん)[投票]
★4悲壮観を基調としながらも全体的に明るいムードを持つ。それが個性的名優達の技なのか。 (ダリア)[投票]
★5ルノワールがチャップリンを引用。 (tomcot)[投票]
★4社会主義リアリズムとはいってもどこか突き抜けた爽やかさがありますね。お見事。 (_)[投票]