[コメント] ダウン・バイ・ロー(1986/独=米)
袋小路に迷い込む。成り行きに身を委ね、いつかは辿る別れ路。その繰り返し。なんだ、ありふれた人生じゃないか。
冒頭。
トム・ウェイツが歌う「ジョッキー・フル・オブ・バーボン」のルンバ風16ビートと、ロビン・ミューラーの流麗な移動撮影の絡みが絶妙。実際には鳴ってない筈の全音符が俺の耳には確実に聞こえていた。
また、ここで映る十字路の奥行き感はフィルムでなければ絶対に味わえないと思う。
ラストもしかり。
十字路、交差点、岐路、分岐点、そして地平線。 どれもなーんて魅力的な言葉でしょう。
****
大好きなこの映画を映画館で観れて本当に良かったと思っている。
この映画が大好きな人でまだ劇場未体験の同士には、 一生掛かってもいい、どんなに金を尽ぎ込んででも、 一度劇場で観ることをお薦めします。
出来れば相棒と一緒にね。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。