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[コメント] 同胞(1975/日)
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★5この真っ赤な山田洋次をどこまで許容できるか否かで評価は別れるが、構えてなかったからこその衝撃は確かで、あーいつものあれか的な物語をテクニックに埋没させず、ドキュメンタリズムの荒波にあえて晒して予定調和に抗ってみたポーズは、結構ぐっと来た。実在の劇団と、実在の観客と、役者たちが温度を調整しあうことなく白熱した体育館の熱気が素晴らしい。 (まー)[投票(1)]
★5誰も見向きもしないアスファルトの隙間に生える雑草をまるでバラのように見せてしまう魔法を山田洋二監督は持っている。 (ショスタコビッチ)[投票(1)]
★4中央にオルグられて地方が問題意識を持つという民青的ムードと力を合わせればことは成るという今更の題材に退く部分があるが、つまらん題材だからこそ逆説的に徹底した農村の細密描写のリアリティで保たせる或る意味山田の真骨頂を感じさせる作品。 (けにろん)[投票(2)]
★4山田洋次の『寅さん』以外の映画の楽しみの一つに、いつ、どんなかたちで、渥美清が登場するか、ということがあった。そしてどんな場面であれ、彼が登場すると必ずクスッという笑いが起きるんだ。 (シーチキン)[投票(1)]
★4寒村の悲哀を描かせたら山田洋次の右に出るもの無し。ごった返しの公民館で観た初めての映画やその時の蒸し暑さの記憶がよみがえって思わず涙。田舎者には堪らない映画です。 (マッツァ)[投票(1)]
★3マレビトとして村を訪ね歩く倍賞千恵子の女版寅さん。いつにない彼女の屈託のなさが儚くて印象的。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★3中学の生徒会の研修で「議事進行の参考にしましょう」ということで観た。参考になったと思う。 (rana)[投票(1)]
★3小学校の体育館で観た。授業の一環だったような気もするが、違ったかな。学んだ一つはタイトルで、同胞と書いて「はらから」と読む。 (G31)[投票]
★2何の説得力もない論法でも、「こうありたい」という話を生真面目にまくしたてられると「その方が、良いかも知れない」という思考停止状態に陥ってしまう。普遍的なテーマにみえても、映画の主題は農村住民と巡回劇団員にしか届かないほど自己目的化している。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★2農村共同体への果てしない嫌悪感を感じた作品。高校の映画教室で見て、あまりの気持ち悪さに怒髪天となるが、校内でこの映画を見て本気で怒っていたのはワシ一人だった(--; (ボイス母)[投票]