[コメント] フレンチ・コネクション(1971/米)
タフなのはポパイことジーン・ハックマンだけでなく…。冴え渡るリアリティに身震いした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この映画、カーアクションで車が大破・爆発しない。
何度も接触(衝突といってもいいほど)しながら、とにかくしぶとい。
運転しているジーン・ハックマンもタフだが、車もタフだ。
私事で恐縮。一度、去年だったか、交差点で車の衝突事故を目撃したことがある。180°スピーンしたのち、そのまま猛スピードで信号機に衝突した。車体が”く”の字に曲がるほどの事故にも関わらず、爆発・炎上もなかったし、人命も無事だった。ただ、車体下部を流れる液体(オイルかガソリンと思われる)と、びくともしなかった信号機が不気味だった。
本作のカーアクションが、ふとこの記憶とダブり、ぞくっとするほどのリアリティーを感じた。
また、冒頭に象徴されるように、射殺には一貫してためらいがない。
特に同僚を誤射したジーン・ハックマンが、あたかも当然と振舞ったラストには背筋が凍った。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。