デヴィッド・ベリー様、

素敵な脚本と台詞をどうもありがとうございます。セーラが結婚記念日の夜にグラスを傾けながらつぶやく台詞は、思い返すだけで、泣きたいような勇気づけられるような、複雑だけどあたたかな気持ちになります。そして私は、生涯これ以上の言葉には出会えないのではないかとさえ思っています。

リリアン・ギッシュ様、

素晴らしい演技をどうもありがとうございます。強くて可憐なセーラは、私にはどんな映画のヒロインよりもまぶしく美しく映ります。そしてそれは、永遠の少女でもあった「リリアン・ギッシュという女優」が演じたからこそだと思っています。たぶんそちらで再会なさったに違いないリビーお姉さま、ベティ・デイヴィス様にもどうぞよろしくお伝えください。

リンゼイ・アンダーソン様、

光に満ちあふれた美しい映画をどうもありがとうございます。私はこの映画と出会うことで、初めて老いていくことの美しさを知りました。また、「if　もしも…」のような映画を撮った監督だからこそ、この穏やかな映画を撮ることができたのだと信じています。そしてそれは、私にとってのひっそりとした希望でもあるのです。どうぞ安らかにお眠りください。