[コメント] テルマ&ルイーズ(1991/米)
女ってこんなアホなの?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
アメリカン・ニューシネマってのは、自分らしさを出し続けた結果、その必然的な結末として死を迎える、といった類のものだろう。対して本作は自分を出せない2人が死を覚悟することで初めて自分らしさを発揮するのであって、全然違う。
人生、自分を取り巻く様々な事象と付き合い、振り回されながら、その中で出来るだけの自分を守って生きていく。死なない限り人生は続く。人生を壊したくなければ、色んなものを我慢し色んなものと戦わなければならない。
自分らしさを手に入れるというのは、そういったしがらみの中で自分を発揮することであり、人生を諦めてやけくそになってやりたい放題したらスカッとした、といったことでは決してない。誰だって守るものがなくなれば自由に決まってる。
女は人生の続行する権利と引き換えにしない限り自由になれない、というのがこの映画の内容であって、俺はそんな思想を女に押し付けたいとは思わないし、女にも受け入れて欲しくないな。
いや解ってるよ、俺が甲子園児の頭並みに青すぎなのは。解ってるけど・・・でもそうだろう?
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