[コメント] アパートの鍵貸します(1960/米)
シャーリー・マクレーンの表情の演技はセリフ以上の説得力を持っているのだ!
観た後、ハートがポッポと暖かくなる映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ビリー・ワイルダー監督は、ラスト近くのシャーリー・マクレーンの表情を 撮りたいがために、この映画を作ったのではないかと思われるほど、このシーンは ジーンと来ます。大晦日、チャイニーズ・レストランで不倫相手の部長から、 ジャック・レモン扮する社員が、出世を棒に振ってまで、アパートの鍵をもう貸さないと言ったという 事を聴いて、本当に自分を愛している人が解ったマクレーンの表情の変化の見事さは 何度見ても素晴らしい。そのあとレモンのアパートへ一目散に駆けていくマクレーンの 清々しい表情、「毎年ケーキを贈るわ!」の洒落たセリフ、テニスラケット、カミソリ、 コンパクト、トランプ、シャンパンなど様々な小道具の使い方の妙! レモン、マクレーンだけでなく隣室の医師夫婦など人情味溢れるキャラクター設定も 見事。老若男女全ての人におすすめします。
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