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[コメント] 機動戦士ガンダム(1981/日)

バリバリの世代なもので。そして、は津美さんの意見にふと思ふ。
ごう

俺も昔見せた訳ですよ、彼女に。ちなみにテレビ放映版ね。

当然のように何度観てもそれなりに感動する俺。その横でクスクス笑う彼女。その内爆笑に変わっていく。で、俺に聞くことと言えば、

「ブライトさんはいくつなの?」とか

「ランバラルは奥さん連れで戦争に来ちゃったの?」とか、終いには

「鬼子って・・・これ時代劇?」とか言い出す始末。

俺の友人も自分の彼女に見せたところ、全く同じ反応だったとのこと。どうやらあの台詞回しが女性は異常に気になるらしい。そんな感じだから「0083」なんか見せたらもう笑いっぱなしで大変。

「ガトー、深く感動いたしました」  ぷぷっ。

「貴様に話す舌は持たん!」   ぷぷぷっ。

「余を宇宙(そらと読むべし!)の晒し者にする気か!」   ばふぉっ!ぎゃはははっ!

もっとも、台詞に関しては富野さん自身も言ってますね。「毎週のOAに間に合わせるのに戦闘シーンを細かく書き込む時間的余裕が無かったので、時間繋ぎにキャラに喋ってもらった。そもそも戦闘中にあんなに喋る奴なんていないよ」って。でもそのお陰であれだけの名台詞が生まれたのだから、むしろ感謝すべきなのかも。

俺の思うこの作品の革新的でこれだけ長い期間受け入れられたポイントは、戦いの構図を「人間対人間」のシチュエーションにしたことだと思う。

例えば「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー。彼もアニメの敵キャラとしてはかなり有名だと思うが、彼は人間ではない。人間にしては顔色悪過ぎだし。となると彼が作品中で謳う「人間と戦う理由」というのも所詮彼らの理屈であって、心から彼に感情移入する、つまり彼の視点から作品に接することは難しくなるのではないか。もちろん不可能ではないが、そのためにはデスラー星の文化など事細かに書き込んでもらわねばなるまい。

ところがガンダムではジオン軍も連邦軍も人間。そしてそれぞれがそれぞれの理念で戦っている。そうなってくると見方として2通りの見方が出きるわけである。事実最近の傾向を見てもジオン軍側からの視点の関連物(ゲームとかね)がやたらと多いし。

「機動戦士ガンダム」と言う作品に関してはその影響力も考えたら間違い無く★5つ。但しこの映画版は★3つ。皆さんの言う通り総集編色が強すぎます。

それにしても、日本のロボット科学者(技術者?)は世界的に見ても明らかに2足歩行へのコダワリが強いそうです。ASIM●を見て、「次はザクか!」と思ったのは絶対俺だけじゃないはず。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (9 人)IN4MATION[*] 新町 華終 kawa ゼロゼロUFO[*] tredair[*] かける は津美[*] 緑雨[*] シーチキン[*]

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