[コメント] 魔女の宅急便(1989/日)
かなりドキッとしたのに流されてしまったエピソード・・・→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ネコのジジの言葉がわからなくなってしまったこと。
わたしだったら、飛べるの飛べないの以前に、こっちのほうがものすごくショックだ。
唯一ふるさとと昔の自分を知る存在。街に出てきてからの苦労や悩みを共有していた相棒。確かに、それぞれに新しい友達や生活ができてきて、それまでの親友や相棒と疎遠になってしまうことは珍しくない。でも、こんなかたちでわけもわからず相手と言葉が通じなくなってしまったら、ショックどころの騒ぎではないだろう。
でも、物語ではキキはそれどころではない。飛べない→仕事ができない→自分の存在価値がなくなる→アイデンティティの喪失の恐怖と混乱で手一杯である。あくまで、ジジとの突然の離別はその追い討ちでしかない。
・・・それでよいのか、キキよ?
結局物語の最後までジジの存在はほったらかしである。エンディングのアニメを見る限り、二人の間にかつての信頼関係が戻ってきているのかどうかはわからない。メデタシメデタシならあとはどうでもいいッスってことなのだろうか?
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