コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 嫌われ松子の一生(2006/日)

お話を曲げて伸ばして色付けて、歌を流せば、みんなが待ち望む毎度おなじみ中島哲也作品のできあがり。各大会のFIFAワールドカップ総集編を観ている方が感情移入できる、という印象が強く残るのは、きっと、作ってる人が松子を内面から描こうとは思っていないから。あるいは、松子のような人と出会ったことのない人が作ったからであろうか。
ジャイアント白田

ダンサーインザダークらへんみたいな、ラースフォントリアーらへんみたいに心身に隠された傷をペティーナイフでグリグリエグってくる重い、そして考えさせられる話かと思いきや……なんともまぁ、スバラシイ軽さ!子供に見せても大丈夫だね!作っている方も、観ている方も傷付かない絶対キレない安全度抜群の作品だね!

現代の人間関係の軽さをそこに込めたのだと、好意的に解釈して自分を納得させて観ました。

2006/05/22

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (8 人)DSCH すやすや[*] tredair[*] IN4MATION[*] 某社映画部[*] けにろん[*] Keita[*] トシ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。