★4 | カッコーの巣の上で(1975/米) | 初めは、かなり異常な連中にみえた患者たちが、やがて、その個性がひとつひとつ見えてきて、愛着がでてくるように、こういう人たちも個性なんだ、というふうに描かれているところが、すごくいい。でも最近見た『17才のカルテ』の病院内部、似ていたなあ。デジャビュかと思った。 | [投票(1)] |
★5 | 2001年宇宙の旅(1968/米=英) | 中学生の時に映画館で観て、あまりの出来事に立てなくなり、もう一度そのまま観て、それでもすべては理解できないけどこれは何か大変なことなんだ、と思いつつ帰り道に財布を落とした。それいらい、50回以上は観てます。 | [投票(7)] |
★3 | ゴッドファーザー(1972/米) | これを男の人生とか悲哀とか、「男の」という形容詞で見る男って、多いんだろうなあ、と思った。って、男の俺がいうのもヘンかもしれないけど、これを自分の言い訳にしてしまってはいけない、っていう警報が、見ている間中、頭の中で鳴っていた。記録映画としての価値は認めるけどね。 | [投票] |
★4 | バッファロー’66(1998/米) | 女の子のトラウマものはよくあるけど、男の子ものではジェームス・ディーンの『理由なき反抗』以来、ジーンきた。実家でのワイプ・フラッシュバック、誇張されたテーブルの距離感、お父さんの詩、冒頭近くのレイラの「ありがとうは?」が好き。 | [投票] |
★4 | HANA-BI(1997/日) | ロードムービーというか、歌舞伎の「道行き」もの、っていうんでしょうか。こういう古典的あるいは普遍的な物語は、映画祭を狙ったものだとしても、北野スタイルとすごく効果的になっていると思います。歌舞伎だから「見得」のように、絵がアクセントになってる気がする。 | [投票(4)] |
★5 | あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 映像だけで物語を語る、っていう映画の基本を鮮やかなラブストーリーにした傑作。北野武という監督が、見る人の「眼」を信頼しているのが伝わってきて、涙が出そうになる。防波堤から自転車が落ちるとこ、大好き。 | [投票(7)] |
★3 | グラン・ブルー(1988/仏) | 浅瀬の透明なエメラルドグリーン、深海の黒にちかいダークブルーなどなど、海のさまざまな色合いが出てきて、きれいだった。ジャン・レノがスパゲティを食べるシーンも好き。母親に逆らえないのに、マザコンにはならないイタリアの男のありかたがよく感じられた。 | [投票] |
★4 | バグダッド・カフェ(1988/独) | アメリカの砂漠なのに時空を超えた「不可能な場所」みたいなどころで起こる人生。その密度が気持ちいいです。テレビシリーズのサーカス座長やゴダールの『軽蔑』にでてたジャック・パランスも、またその過去のキャラで時空を狂わしていて、良いです。 | [投票(1)] |