★4 | 萌の朱雀(1997/日) | 決して上手い映画ではなく、不器用なうえに、素人の素の顔と美しい自然描写で、すべてが狙ったものと誤って解釈されているところがあるのかもしれない。ないけど、それでも。それでも。快感でため息が出るくらいの美しさが、ここにはあるよ。 | [投票(2)] |
★4 | 雨の朝巴里に死す(1954/米) | 映画化に恵まれなかったフィツジェラルド。でも、ギャツビーよりもラストタイクーンよりもフィツジェラルド風味が醸し出されている。村上春樹翻訳題名「バビロン再訪」です。未読の人はこの原作を読んで!泣いて!いや、泣かんでいい! | [投票] |
★5 | サンチャゴに雨が降る(1975/仏=ブルガリア) | ビバ!ピアソラ!!これは、ピアソラの少し長いPVとしてみよう!なんて失礼な!でも、初めてピアソラを知った映画。そのセンチさも許して。だってピアソラの音楽だもの。ああなるわ。って、映画はある意味真っ当な硬派な政治映画とも。 | [投票] |
★5 | 予告された殺人の記録(1987/仏=伊=コロンビア) | ロージーの美学が成功しているとも、この時に輝いていた主役二人を輝かせたとは思えないけど。マルケスの「魔術リアリズム」の一部をなぞっただけで、こりゃどこもマルケスの香り。 [review] | [投票(1)] |