古尾谷雅人の映画ファンのコメント
寒山拾得のコメント |
伽耶子のために(1984/日) | シュールなフェティシズムに寺山が想起されるが、在日一世の苦難を扱うにもかかわらず津軽の閉鎖性に比べてこの北海道には未来へ向けた開放感がある。 [review] | [投票(1)] | |
女教師(1977/日) | 学園の隠蔽体質が暴かれる、カッパノベルズ仕様のトンデモ映画だ。ヘドロの沼に咲く蓮の花永島暎子はピアノの練習に音楽室に居残って強姦されてしまうのだが、これが授業用とはとても思われないバカテク演奏で、冒頭からトンデモ映画と宣誓されているのだ。 [review] | [投票] | |
エンドレス・ワルツ(1995/日) | 肝心の鈴木いづみがどういう人でどういう作家なのかさっぱり判らないし、映画にするほどの人物とは思われない。サックスよりハモニカが好きだったのだろうか。 [review] | [投票] | |
九月の冗談クラブバンド(1982/日) | 本作の価値は、自転車をこぐと思わず呟いてしまう「ラッキー破滅」なる中毒性のフレーズを残したことだけだろう。 [review] | [投票(1)] | |
悪霊島(1981/日) | 芸術作っぽく撮れば大衆作に見え、大衆作を撮れば芸術作に見え、結局の処どちらにしても半端、という感想が篠田の映画には付き纏う。陽気な性格が災いするのだろうか。よく知らないが。 [review] | [投票] | |
月はどっちに出ている(1993/日) | 主演は格好つけ過ぎだし、有薗芳記ら助演のフォロー不足は無神経、途中で止める長回し他思いつきのような撮影も酷い。面白い断片は全部原作のお蔭だろう。 | [投票] |