「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」(Lostie)の映画ファンのコメント
王様と鳥(1980/仏) |
暴政への揶揄は当然だが、「自由」を一面的に「善」と捉えず、その「可能性」に放り出される厳しさ(茫漠たる荒野)や、それを獲得するために振るわれた暴力へ向けた冷静な視線が心地よい。更に、大小・高低の演出と美術が素晴らしく、映画内世界の巨大な拡がりが、作品を寓意に縮こまることから救っている・・・が、能書き以前に、王のドッペルゲンガー登場以降の不条理で美しい悪夢的世界の魅惑に酔うべきだ。キレキレである。 [review] (DSCH) | [投票(1)] | |
鳥=自由の象徴、というのはいかにもベタな表現だが、鳥さんを初め、あらゆるキャラクターに魅力があり過ぎる。「世界はひとつの不思議です」という歌を歌う小鳥さんたちがカワイイ。DVD出てます。(『やぶにらみの暴君』も参照のこと) (ジョー・チップ) | [投票] |