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王様と鳥 (1980/)

Le Roi et l'oiseau
王様と幸運の鳥/王と鳥

[Drama/Romance/Animation/Fantasy]
監督ポール・グリモー
脚本ジャック・プレヴェール / ポール・グリモー
音楽ヴォイチェフ・キラール / ジョゼフ・コスマ
出演ジャン・マルタン / パスカル・マゾッティ / アニエス・ヴィアラ / ルノー・マルクス / レイモン・ビュシエール
あらすじ目もくらむ高層宮殿に君臨するタキカルディ王国のシャルル16世。国民は王が大嫌いで、王もまた国民が大嫌いという暴君だ。小鳥たちを追い回し鳥撃ちに明け暮れ、気に入らない絵を描いた肖像画家はあっという間に抹殺。そして今日も、最上階の寝室で眠りについた夜のこと、部屋に飾られた絵の中の「美しい羊飼の娘」と「煙突掃除の青年」の恋を「やぶにらみの王様」の肖像画が邪魔し始めたのだった。部屋を抜け出し、鳥たちの助けを借りながら高層宮殿を逃げる娘と青年。二人を追う王様と警察隊。世界の支配構造さながらの宮殿の中で、やがて様々な危機と矛盾が見え始める。(87分/カラー/スタンダード) [more] (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4ラストが凄い。このラストはベストの1本に入る。王のわがまま、私服警官の同じ顔、主題曲の優しさ、ヒロインの腰の極端な細さ。アニメ特有の暖かみに包まれて眠くなる所も有ったが、ラストに頬を引っ叩かれた。権力にはいつも恐怖と、罠がある。 (KEI)[投票(1)]
★4暴政への揶揄は当然だが、「自由」を一面的に「善」と捉えず、その「可能性」に放り出される厳しさ(茫漠たる荒野)や、それを獲得するために振るわれた暴力へ向けた冷静な視線が心地よい。更に、大小・高低の演出と美術が素晴らしく、映画内世界の巨大な拡がりが、作品を寓意に縮こまることから救っている・・・が、能書き以前に、王のドッペルゲンガー登場以降の不条理で美しい悪夢的世界の魅惑に酔うべきだ。キレキレである。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★4この作品無しに、今の日本のアニメーションはありません。貴重な作品です。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★4絵と躍動感は完璧。ストーリーがそんなに気に入らなかったので4点。凄い出来です。 (バーボンボンバー)[投票(1)]
★4リアリズムを無視した奇想天外アニメがこんなに面白かったかと思わせる傑作。 それにしてもジブリから「原点」とうたって発売していいんですか。ジブリ以前にかなりジブリ的なものがあったことを自ら明かしちゃうなんて! 2008.2 DVD (チー)[投票]
★4二次大戦後、ベトナム、そして現代。こんな凄い作品を作りあげたタイミング、また再評価されるタイミングの符号。その理由は観ればわかるよな。 [review] (HAL9000)[投票]
★4この映像が1950年と1980年の修正したものだということに驚く。完成度が高いからである。どうしても、最新のアニメ作品を見ている眼からは、比較的にあれこれ感じるところもあるが、それでもこの色彩感と美術的な迫力は相当なものである。感心することしきり。 (セント)[投票]
★4鳥=自由の象徴、というのはいかにもベタな表現だが、鳥さんを初め、あらゆるキャラクターに魅力があり過ぎる。「世界はひとつの不思議です」という歌を歌う小鳥さんたちがカワイイ。DVD出てます。(『やぶにらみの暴君』も参照のこと) (ジョー・チップ)[投票]
★3動きの流麗さを追求するあまりハリウッド産のアニメ映画が、どこかそれまでの劇映画や劇場中継を観るような二次元的絵作りに終始していたのに対して、確かに空間を縦横無尽に使った演出はダイナミックであり、後の作品への影響力もなるほどと思えるのだが・・・ [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
Ratings
5点5人*****
4点14人**************
3点7人*******
2点0人
1点0人
26人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
埋もれるな (バーボンボンバー)[投票(5)]三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー (Lostie)[投票(3)]
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