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若杉光夫の映画ファンのコメント

何もかも狂ってやがる(1962/日) 伊豆の踊子(1974/日) 太陽が大好き(1966/日) 警察日記 ブタ箱は満員(1961/日) 大人と子供のあいの子だい(1961/日) 七人の刑事 終着駅の女(1965/日) 風立ちぬ(1976/日) サムライの子(1963/日) ガラスの中の少女(1960/日) 危険な女(1959/日) 石合戦(1955/日)が好きな人ファンを表示する

ガラスの中の少女(1960/日)************

★2戦前的価値の庇護の下にある靖代(吉永小百合)と戦後的貧困の下で喘ぐ陽一(浜田光曠)の出会いと自立の場としてモダンに切り取られた四谷駅の風景が秀逸。しかし、さも大仰に掲げられた「純潔」の価値どころか概念すら、私の世代でも最早理解し得ない。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3吉永小百合の初主演作だが、いかにも添え物っぽい小品。吉永とその父親・信欣三の関係がきちんと描けていない等、けなしたくなる部分もあるのだが、しかし全般に、考えて演出されており、私は充分楽しめた。例えば前半で四ッ谷駅が出てくるが、この駅のたたずまいがとても上手く使われている。 [review] (ゑぎ)[投票]
★2幼い恋慕の情を汲み取ってやれないのは、演技者の幼さゆえとは言い切れない。編集の拙劣さと徹底した予算不足がそれに影響していないといえば嘘になるだろう。少年少女の家庭のありようを対比させる興味深い演出は突出してはいるが、どうにも心に響くべき言葉が噛み合わず、異国の溜息としか届かないのはそのためだ。 (水那岐)[投票]