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中澤正行の映画ファンのコメント

殺る女(2018/日=米) カゾクデッサン(2019/日) あの空をおぼえてる(2008/日) 天使の卵(2006/日)が好きな人ファンを表示する

母べえ(2007/日)************

★5見事だ。ほんと、素晴らしい。映像のどの部分も気持ちが入っていて、無駄が全くない。細部にまで、神経が行き届き、完璧な出来。山田洋次の完熟度の高い秀作であり、見事な反戦映画。 [review] (セント)[投票(6)]
★3中盤以降は、山田洋次のいつもの手堅い演出と、重い題材ながらユーモアを交えていて安心して見れる出来。違和感を薄めるべく登場する檀れい笑福亭鶴瓶らが好演だが、浅野忠信の良さにビックリ。['08.7.10浅草名画座] [review] (直人)[投票(3)]
★5父親の不在を補うべく多くの人々が醸す賑わいの至福。そして、人々が順次欠落しゆく喪失のドラマ。劇的誇張皆無な物語を精緻な心象描写で紡ぐ匠の技。今回は表情のクローズアップが内包する画力に撃たれた。吉永の際どさも良い意味でインモラル感がある。 (けにろん)[投票(7)]
★5抑制された日常演出の隙間から、滲み出すように時折り表れる意思を抑圧された者たちの心情。悲嘆であれ、諦観であれ、居直りであれその思いは爆発することはない。行き場をなくした怒りは、きっと地の底に溜め込まれたマグマのように心の中で蠢き続けているのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4寅さんが二人いる。 [review] (TOMIMORI)[投票(3)]
★4話としては大したことはない、だがしかし、深刻で悲壮な男どもと泣き虫の子どもたちに対して吉永小百合が見せる微笑みと包容力は圧倒的ですらある。それはもう、単なる「母べえ」を通り越して菩薩様にも思えるほどに。[よみうりホール (試写会)] [review] (Yasu)[投票(1)]
★4母べえも子供たちも困難な状況に屈することなくよく耐えた。その支えは信ずる父べえの真直ぐな生き様であり、父べえが日常的に培ってきた周辺からの厚い信頼だった。彼のような多くの逸材が戦中に尊い命を奪われたことだろう。 (RED DANCER)[投票]