★4 | エアー(=空気)で生きている自分たち。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 自分に都合のいいだけの存在でいい。煩わしさは入らない。正しくて病んでるもの。 [review] (らーふる当番) | [投票(2)] |
★4 | ペ・ドゥナ演じる空気人形が、生まれたての赤ん坊のように捉える世界。彼女の身体性がリー・ピンビンの撮影と相俟って醸し出す「空気」。空虚かつ充満した、透明なものとしての心。 [review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★4 | 是枝が演出するダッチワイフのペ・ドゥナさんをリー・ピンビンが撮る――スタッフィング・キャスティングも含めた総合的な企画力で勝負するという現代日本映画のひとつの指針。アジア圏一位のカメラマンの招聘はやはり決定的であり、その仕事は圧倒的だ。このような東京の撮られ方は『珈琲時光』以来の事件だろう。 [review] (3819695) | [投票(11)] |
★3 | 指先の冷たい女は臆病者だから一人じゃ生きてゆけない…なんて「忘れていいの」みたいにどんとネットリしろとは言わないけれど、なんでこんなにエアリーなのお人形さんごっこみたいなの?ドゥナちゃんは最高だけど、えも言われぬ違和感を愉しむ映画だった。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(1)] |
★4 | 抜群のロケーションと手練のカメラで見せる、約束事のない白昼夢のクリップ集。しかしこれは、いったい誰の夢なのだ? [review] (林田乃丞) | [投票(9)] |
★4 | 最初に人形(ペ・ドゥナ)がベッドから立ち上がったシーン。そして人形が作り出す影が薄いことをちゃんと描写したシーンでなぜかじんわりとした感動を味わった。人形が人になっていることをごまかしなく正面から描いた手法は恐れ入った。良作である。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★5 | バーチャルでないリアルなビニール性欲処理人形という実存はペ・ドゥナの緩んだ太股や汗ばんだおでこに継承され、死滅しゆく閉塞都市を彷徨い血と塵芥にまみれて消えるしかない。ピンビンの温もりの風景に包まれた是枝の冷炎の如き怒りの都市論。 (けにろん) | [投票(6)] |