★5 | 持ってはいけない心で眺めた世界は、綺麗で汚くて、フワフワで重たくて、楽しくて辛い。 [review] (青山実花) | [投票(14)] |
★5 | 人形が心を持ち人間になる話しだど思っていた。違っていた。人形は人間のような「もの」になるだけだ。そして、人間のような「者」たちの狭間で嬉々として、生に憧れ、愛を模索する。「されること」と「してあげること」。燃えないゴミと、燃えるゴミの交歓が切ない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★5 | 「行ってきます」。ペ・ドゥナの三度の「誕生」をこの台詞の変奏が示している。寓意の驚愕の密度。圧倒的な聖性。「生」の「浮力」と「重力」の映画。もっとも観たかった「ピノキオ」の再解釈。※長いです。この映画難しいよ・・・
[review] (DSCH) | [投票(8)] |
★5 | 映画の要所要所で脇役である余貴美子、富司純子、高橋昌也が屹立している。秀作の証(あか)し。 見ること、触れること、発音すること、動くこと、存在すること、記憶すること、伝えること、観ること。様々な醍醐味に溢れた、『空気人形』。
[review] (いくけん) | [投票(7)] |
★4 | フワフワとした肌触りの観念論として一本通してしまっているのはこれはこれで凄いかも。
[review] (おーい粗茶) | [投票(12)] |
★4 | 是枝が演出するダッチワイフのペ・ドゥナさんをリー・ピンビンが撮る――スタッフィング・キャスティングも含めた総合的な企画力で勝負するという現代日本映画のひとつの指針。アジア圏一位のカメラマンの招聘はやはり決定的であり、その仕事は圧倒的だ。このような東京の撮られ方は『珈琲時光』以来の事件だろう。 [review] (3819695) | [投票(11)] |
★4 | ダッチワイフはオンリー・ワンの夢を見るか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(11)] |
★4 | <私>を心で満たすのは、私自身ではなく、<他者>によってでしかない。 2009年9月26日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(9)] |
★4 | 抜群のロケーションと手練のカメラで見せる、約束事のない白昼夢のクリップ集。しかしこれは、いったい誰の夢なのだ? [review] (林田乃丞) | [投票(9)] |
★4 | 誤解してはいけない。われわれは「心を持ってしまった人形」ではない。(2011.8.8) [review] (HW) | [投票(6)] |
★4 | ペ・ドゥナ演じる空気人形が、生まれたての赤ん坊のように捉える世界。彼女の身体性がリー・ピンビンの撮影と相俟って醸し出す「空気」。空虚かつ充満した、透明なものとしての心。 [review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★4 | 人形が心を持つこと。精神を持つというのではない。物質が心を持つということ、、。その反面、人間が心を捨てるということ。心を所有しないということ、、。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★3 | 人の目線で描かれた映画かと思ったら、天使目線で描かれた映画だった。 [review] (ロープブレーク) | [投票(8)] |
★3 | 高い批判性と映像の希少性とが無理なく共存した作品。人間と同じ心を持った無生物という設定の論理的な帰結として身体感覚の欠如した主人公の起こした悲劇を通じて、同じ身体感覚を有するはずの人間同士がまともに他者理解できなくなっている寒々とした現実を逆照射する。 [review] (ジェリー) | [投票(5)] |
★3 | 人形の哀しみ、人間の悲しみ。「孤独」と「性欲処理」のプリミティブな関係を赤裸々に描く敢闘精神は買いたい。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 敢えて言えば、今更、なんだ。みんながみんな「空っぽ」だ、なんて。でもほんとうのほんとうにそうなのか? その先の物語は語られないのか? この一見美しい寓話に仕立てあげられた自己完結した物語に感じるのは、そういう欲求不満だった。しかしペ・ドゥナさんのダッチワイフぶりには参った。〔3.5〕 [review] (鷂) | [投票(4)] |
★3 | きみ知るや、悲しき愛玩具の心を。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★3 | 鉄砲洲あたり?と思って見てたが、新大橋や両国橋に近いのだとするともちっと北方か。話を考えると不思議なのだが、詩情ある映画でした。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 板尾創路が「ゆりかもめ」に乗って帰宅する場面がファーストカット。アバンタイトルで既に胸をさらけ出すペ・ドゥナ。これは鮮烈なオープニングだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 日活ロマンポルノの切なさから泥臭さを取り除いたげな印象。この撮影がいいとは思えない。侘しさが伝わってこない。往年の姫田真佐久の凄さが判る。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★2 | 例えどれ程人間の心が空洞化していたとしても、表現の世界において、ダッチワイフの人間化を完遂することは可能なのか? [review] (かねぼう) | [投票(1)] |
★2 | 自虐的なユーモアを絡ませて調理すれば美味となるであろう題材をマジにやってしまってはしらけるだけです。登場人物のすべてが手垢のついた類型的なものばかりなのも辟易。なんでこんなに評価が高いのかわかりません。 (minus-zero) | [投票] |