★3 | 正直前半は思わせぶりなことしすぎで苛立ったものの、後半でかなり持ち直した。ペ・ドゥナの演技は完璧にハマってる。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 敢えて言えば、今更、なんだ。みんながみんな「空っぽ」だ、なんて。でもほんとうのほんとうにそうなのか? その先の物語は語られないのか? この一見美しい寓話に仕立てあげられた自己完結した物語に感じるのは、そういう欲求不満だった。しかしペ・ドゥナさんのダッチワイフぶりには参った。〔3.5〕 [review] (鷂) | [投票(4)] |
★3 | 板尾創路が「ゆりかもめ」に乗って帰宅する場面がファーストカット。アバンタイトルで既に胸をさらけ出すペ・ドゥナ。これは鮮烈なオープニングだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★5 | バーチャルでないリアルなビニール性欲処理人形という実存はペ・ドゥナの緩んだ太股や汗ばんだおでこに継承され、死滅しゆく閉塞都市を彷徨い血と塵芥にまみれて消えるしかない。ピンビンの温もりの風景に包まれた是枝の冷炎の如き怒りの都市論。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | ペ・ドゥナ演じる空気人形が、生まれたての赤ん坊のように捉える世界。彼女の身体性がリー・ピンビンの撮影と相俟って醸し出す「空気」。空虚かつ充満した、透明なものとしての心。 [review] (煽尼采) | [投票(5)] |