★4 | 6歳の頃に永遠に拡がってた未来は僅か10数年で視界90度位に狭まってしまうという現実と真実を年月を費やし詳らかにした労作だが、だからどやねんとも思える。アークェットの疲弊の年輪を重ねゆく容貌とホークの能天気に変わらぬそれが対照的。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 登場人物の説明がほとんどないので関係がつかみにくい。唐突とも思えるシーン展開で、前半はどんどん流れていく。しかしその子供時代があったからこそ、ハイティーンの迷いが生きてくるのかもしれない。 [review] (jollyjoker) | [投票(2)] |
★4 | 「転居」の映画。制作現場の事情を推し量って云えば「主要でない出演者の長期間拘束を不要にできるため」パトリシア・アークェット一家は転居を繰り返すが、それによって作中人物の人間関係は不断の刷新を被る。「時間の経過」そのものを主題に掲げた映画のようでいて、物語は不思議と過去に拘泥しない。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★4 | 5年というのはあったけど(ウィンターボトムの「いとしきエブリデイ」)、12年というのはすごいデス。僕たちは6歳の幼児が18歳の大人になるまでの家族の姿を3時間に見る。すなわち「時間を捉える」という作業をすることになる。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 誰もが経験する個人的な大事件(引越し、けんか、進路、規則破り・・・)が起きる。だから誰もが違和感なく、スーッと入っていける共感度の高い作品だ。 [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 依存症教授の不穏さがおもしろすぎて、話に対して誤った期待を抱いてしまった。構成上、場当たり的に投入される不穏当さの数々にも、リンクレイター節の大河ドラマを時間の滞留として誤認させる働きがあるように思う。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |