★4 | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 殿山泰司の無表情が逆に雄弁に語っている。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 豊な暮らし、楽しい暮らし、自由な暮らし。そんな美辞を剥ぎ取ってしまえば“暮らす”とは、日々を生きること。生きるということは、最期に向かって一歩一歩進むこと。ただ黙々と・・・。虚飾を廃した営みのなんと力強く美しいこと。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | ませガキの私はシジフォスの神話だー、とか思って見た。体にこたえる映画です。 (ぱーこ) | [投票] |
★3 | 俺がこの映画で言いたいことは、「美しく生きる」ってことだ。 俺の作った映画じゃないけどね。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 新藤兼人を凄い監督だとは思わないが、乙羽信子と殿山泰司ってなんて凄い役者なんだろう![’03.3.14京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★5 | 設定が如何にもな形式主義を纏うのだが、それを感じさせぬ細部のリアリズムに満ちている。そういった器と中身が渾然として昇華した果てに生きとし生ける哀しみと歓びが現出するあたりプロパガンダ臭の欠片もない。仰角アップが安易な賛歌めいてないのも良い。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | すごく退屈で、すごくつまらない映画なのだが、じゃあダメな映画かというと全然そんなことはなくて、孤高の輝きを放つ大傑作。「美味い野菜を食わせてくれ」と言ったら、土がついた大根、ニンジン、キュウリをドンと目の前におかれ、「このまま喰え」と言われたような感じ…。って全然わからないたとえだな…。 (すやすや) | [投票(3)] |