★3 | 川島は何だかんだやってるが地に足がついてない感じで、本質による必然から遠いので歯車が噛み合わない。ロジカルに構築された新藤脚本の図式性ばかりが鼻につく。若尾文子の色気が特筆もんなだけに、やはり増村か市川ならと思わせた。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 全編に漂う乾いた諦念と破滅の匂い [review] (ボイス母) | [投票(7)] |
★4 | 人間の欲深い醜悪な部分を、あるトンデモ家族を通して描いたブラックコメディの傑作。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | しとやかな客寄せパンダ女、若尾の正体は妖艶な雌ダヌキであった。しかして、彼女をめぐる大修羅場はムジナとキツネの合同住宅。都会の空気は、いささか彼らには悪すぎたようで…。伊藤雄之助、山岡久乃のムジナ夫妻の飄々たる日常演技が絶品。彼らの住まうただ一室のアパートが百鬼夜行の巷と化す。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★5 | 「昔の人はモラルがあった」、「考えが真っ当だった」なんて話は丸っきりの戯言だと、これを観れば分かりますな。
[review] (青山実花) | [投票(2)] |
★4 | 晴海団地を舞台にして、ほゞその一室のみで、登場人物を出入りさせる本作の川島演出は、閉塞空間を扱った彼の演出の中では頂点だろうと思われる。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | すごい!舞台芝居に挑戦するかのようなワンセッティング撮影。そのために工夫された多様なカメラアングル。畳みかけるようにつぎつぎに起こる出来事。ラッキョウのような真実(笑)。目の離せない役者たち。いうまでもなく素晴らしい若尾文子(もっとリスペクトされるべき!)。世界中に自慢したい逸品です。 (エピキュリアン) | [投票(3)] |
★4 | 金一点に凝縮された悪。毒と解ってても、笑いを貪り続ける自分が怖くなる。逃げ場のない空間の狭さも印象的。 (くたー) | [投票(2)] |