★5 | 大遊園地のゴンドラで巡るお化け屋敷的興奮に充ちた序盤のレール撮影から薫る名作の風格。数多く撮られた『四谷怪談』中、怖さに於いてはこれがピカ一。天知茂演じる伊右衛門の極悪ぶりには一種の痛快ささえ憶える。 (町田) | [投票(1)] |
★5 | 各スタッフの創意に満ちた仕事に敬意を払いたい。鮮やかに暗い色彩。とりわけあの水の色はなんだ。あのような水の色が平然と受け容れられる作品世界でならば何が起ころうとも不思議ではない。顔面が変形してのちの若杉嘉津子の前衛舞踏のような気味の悪い身のこなし! 花火のカットの鮮烈さ! [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 演出過剰の気がある中川信夫だったら映えるだろうな。と思っていたが、ここまではまるとは。見事な作りです。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 夜の闇や蚊帳の向こうにゆれる現実の妖しさと、途切れることなく湧き出す毒気をはらんだ極彩色の幻想。横長のシネスコ画面が、まるでからくり箱のように変転する。それは、宙ぶらりんの暗闇空間の、何処に、いつ、何を見せるのか、あるいは見せないかの妙。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★5 | お話は古典的だが、日本的なおどろおどろしさと映像表現の凄さを堪能できる。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | 不世出の「色悪」スター天知茂万歳! 男はとことん悪どく、女はとことん怖い映画。 [review] (AONI) | [投票(6)] |
★4 | あまりの極彩色に気をとられて、怖さも忘れてしまった。寺山修司や鈴木清純的色使いが好きな人には、おすすめ。 (くたー) | [投票(2)] |
★3 | 豊穣な土壌で陰惨を描くのではなく新東宝の末期感が漂い心底陰惨な感じがする。間合いの微妙な間延びが中川のアナクロを窺わせ反社会的な隠微さを放つ。そして、終盤の畳み掛けはやり過ぎ。もう少し控え目でも良かった。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 大胆な特殊効果と伝統的情緒のきわどいマッチング。
恨めしや〜。ドロドロドロ〜。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票] |