金久美子の映画ファンのコメント
極私的エロス・恋歌1974(1974/日) |
「ハラ君のおんなをめぐる不安な冒険」あるいは「不機嫌なミユキさんのさよなら私」。世間知らずの若い男と世間嫌いの若い女が、撮り撮られることで「足りなさ」を自覚し、命の根源を成す儀式を記録することで「足りなさ」を受け入れる。青春から脱皮する瞬間。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
これほどまで自らの弱さと映画で向き合うことのできる原一男という作家に興味が湧いた。しかしこんな力強い生き方をする女性がいたというのは、やはり当時という時代のなせるものだろうか。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票] | |
とことんまで相手に向き合って、何かをつかみたいという感覚は誰にでもあるだろうけども、今時の若い人は特に避けるようになったそれを被写体に行ったこの世代の男の一つの極端さを実感させる作品。 (SUM) | [投票(2)] |