★4 | 歴史の伝承の片隅に記されただけの傑物たちのひとときの相克と共振。後のアクロバティックな市の居合いはまだ無く地味なリアリズムが全編に漂う虚無感を全うさせている。それを一方で負って立つ天知茂の傍流的な役者としての立ち位置がまた絶妙なのだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 一瞬のきらめき。男と男の心の交流が見事なエンターテイメントに。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 技のみを頼りに光なき絶望と差別の底から這い上がってきた男と、栄光から滑り落ちつつ未来なき人生を生きる男の刹那的交錯が生む友情のなんと切なくピュアなこと。ヤクザたちが繰り広げる俗社会を背景に、そのストイックなロマンがひときわ鮮やかに輝いている。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | まだスター勝新が監督の指揮下に収まっていた頃合、よってドラマは厚く脚本は無駄が無い。 [review] (sawa:38) | [投票(3)] |
★5 | まぎれもない傑作。金に汚くずるがしこくて図々しくて図太くて、それでいながら憎めない、魅力あふれる「市」というだけでなく、理不尽なものへの怒りがどんどん、どんどん鬱積していってそれが爆発するラストが実に爽快なものとなっている。 [review] (シーチキン) | [投票(4)] |
★3 | 地味過ぎる程、地味な第一作だが逆にそれがいい。この作品をシリーズ化に導き、名作たらしめたのは勝新太郎、天知茂の一世一代の名演である事に異論がある者はいないだろう。 (直人) | [投票(2)] |
★5 | 天知茂が凄すぎる。勝新上回ってますよ。虚しさを伝えるこの映画を支えている。座頭市の実を掴もうとする勝新も芸の細かさ上手さがあったが。手芸顔芸で攻める市を顔で上回る平出。勝負はともかく平出が勝っていたと思う。 (t3b) | [投票(1)] |
★4 | 用心棒の重い腰を上げさせるのは一苦労。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |