伊藤俊也の映画ファンのコメント
緋牡丹博徒 お命戴きます(1971/日) |
ラスト10分、とてつもなく美しく強く、そして哀しい「お竜さん」が見れる。斬られた喪服から鮮血とともに緋牡丹が覗く、これをエロティックと呼ばずに何というのだろう。 (sawa:38) | [投票(1)] | |
このシリーズの中でも加藤泰の作家性が最も色濃く表れた作品。これでもかこれでもかと凝った構図が連発されて、ややしんどく感じないでもない。 [review] (ハム) | [投票(5)] | |
この藤純子は菩薩のように美しい。結城(鶴田浩二)一家に草鞋を脱ぎ子供と戯れるつかの間に見せる母の顔。一転、はだけた黒髪振り乱しドスをふるう修羅の顔。止めの返り血受けながら、子供の視線で我に返って見せる恥じの顔。全てひとりの女の顔なのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |