★3 | 学生喜劇というジャンルに由来する必然性は当然あるとしても、やはり応援団の練習やカンニングなど小津自身の過去作からの引用・反復が目につく。同時に、フィックス・ローポジションの使用も顕著になってきている。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 「社会的な主従関係と友情」という問題意識を持った深みのある青春物語になりそうな設定なのだが、当時の機材を使って画だけでその細やかな心の動きや人間関係の機微を表現するのはさすがにきびしい。ハードとしてのキャメラと無声映画の限界を感じる。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 明るい西洋志向の映画ならではの楽しさがにじみ出る。モダンですね。快活ですね。青春の時の気持ちは今も変わらない。ああ、やはりそのときに僕も戻りたいよ。 (セント) | [投票] |
★4 | 江川宇礼雄扮する主人公の学生時代とやんちゃなお気楽社長時代の描写には、モダニスト小津の趣味が横溢し、夏目漱石ばりにひとりの女をふたりの男が競い合う(譲り合う?)後半部では一転して渋く抑制された画面に引き締まる。このコントラストがうまい。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 大学の構内で地面に座っている学生たちを横移動で見せる冒頭。まず、本作は横移動や前後のドリー移動がとても多い映画だ。これにより良いリズムを作っている。 [review] (ゑぎ) | [投票] |